シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

新章スタート?グルメ編突入

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※画像はイメージです。

 

今日は、休日出勤。

と言っても、お昼頃から午後の数時間だけというお気楽なもの。

取引先が主催するとある会合に出向いて、取引先と関係者に向けての説明(講演会と銘打たれているが実際にはウチの事業や商品の説明をする枠をもらっている形)を行うというもの。

昨年度までは俺がメインで行っていたが、今年度からは若手にやらせていこうという方針になり、若手を一人連れて行ってきた。

というわけで、実質俺は何もしていない。ただの引率者。

 

で、この説明会のために、集合時間に行ってみたら、なんとそこではお昼ご飯が用意されていた。それも、かなり高価そうな弁当だ。

ちなみに、会場は近隣ではそれなりの格だと言われているホテルの中。

当然、お弁当もそのホテルの料理だ。

我々以外にもその時間に参加する関係者がいて、一緒にお昼をいただく事になった。

弁当の蓋を開けると、中には様々なおかずがギッシリと詰まっていて、所謂日本料理をお弁当にしたという感じ。

俺にとってはなんだかよくわからないようなモノがたくさん入っていて、とりあえずパと弁当箱(というのか?)の中を見渡すと、数種類の魚のお刺身(お造り?)が入っていたり、それ以外にも6つ位のエリアに分かれていて、何やら焼いた魚や煮物が入っていたりととにかく豪華。ご飯も、ただの白飯ではなく、何かが混ざっているけど変に強烈な味付けがしてあるわけでもなく、とにかく全部美味しかった。

 

このお弁当を食べながら、「俺も年を取ったな」としみじみ感じた。

30代の頃までは、こんなに多種多様なお弁当を見ても「なんか地味なお弁当だな。肉食いたい」とか思っていた記憶がある。濃い目の味つけと量を重視したやつ。丼物とかだったら「最高!」という感想を抱いていたあの頃。

それが、こんな内容のお弁当を見て、食べて、「おいしかった。このお弁当出してもらって良かった」という感想を抱くだなんて。

何というか、このお弁当を食べてる時に、体が欲している感じがしたと言っても言い過ぎじゃないような、そんな感覚だった。

もちろん、入っていた料理はバランスも取れていたし、味付けも多様だったし、食感も様々で、食べてて飽きが来ない。

 

こういうモノに魅力を感じるようになって、「俺も年を取ったな」としみじみ感じたというのはさっきも書いたんだけど、実は、その後に「これは単純な老化というだけじゃなくて時間とか経験とかともに起きる変化、つまり、経年劣化じゃなくて経年変化なんじゃないだろうか」と思い立った。

いわゆる、「使い込むほどに味が出る」系の皮革製品みたいに、「穿き込むほどに風合いが出る」系のジーンズみたいに。

そんな風に、食べる物についても、ジャンクな食べ物よりも本物の食べ物を美味いと感じて、様々な食べ物から色んな味わいを感じつつ、たくさんある栄養を色んなモノからちょっとずつ吸収していく事ができるような体になったんじゃないかなと。

これまでは、ちっとも魅力を感じなかったような食べ物を見て「美味そうだ」と思ったり、食べながら「体が喜んでる」感じとか、ホントに変わったなと。

 

これは、食べ物だけじゃなくて、モノの考え方とかもそうなんだけど、生きてきた年月の経過とともに、色んな事を見聞きして経験してきたからこそ分かる事や考えられる事が多くなってきたなと感じる。

その、多くなってきた考えられる事柄の中に、食べる物について考えるという事も入ってきたのかもしれない。

 

と、今書きながら思ったんだけど、確かに「モノを味わう」って単純に知識がないと楽しめない事もあるし、それまでの経験も大いに必要だし、何より考えたり想像したりする事で更に美味しく食べる事ができるんじゃなかな。

て、自分で書いて、これ間違いないと思ったんだけど、あらためて考えると、

「当たり前」の事しか言ってない気がする…。

でも、仕方ない。

今まで、食べ物への一番の関心が『栄養素』と『カロリー』だったから。

その次が、味付けと量。

味わいとか香りとか風味とか複雑に絡みある調和とか盛り付けとか、ホントに気にした事が無かった。

人生、損してたのかもしれない。

 

ま、とにかく、今日の休日出勤は自分の中ではあまりなかった「食べる事」について考える時間になった。個人的には大収穫というか大発見。

仕事の内容については、特に語るような内容は無し。

何しろ、ウチの若手の出番は、たったの2分だったので。

 

え、何でかって?

当初予定されていた30分の時間を、我々ともう1組の関係者で半分ずつという話だったんだけど、そのもう1組の関係者が『ついうっかり』30分間話続けちゃったもんだから、俺と若手で慌てて内容を大幅修正して、バッサリカットして、2分で終了という結果。何しろ、ホテルの会場は時間で借りてるというのを事前に聞いていたもので、「終了時間は厳守」と言われてたから他に方法が無かったのだ。

 

そのもう1組の関係者の方々は「つい話が伸びちゃって、すみません」と言っていたので笑顔で「為になるお話聞けて良かったです。ありがとうございました」と返しておきました。

でも、俺は忘れない。

あの人が、25分間話続けた後に、チラッと時計を確認して、

「どうしてもこれだけはお伝えしたい3つのポイントだけ最後に言わせて下さい」とアピールしていた事を。

 

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