シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

この国には八百万の神々が存在する。お客様は一体どんな神様だ?

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今日はワクワク金曜日。

 

昨日のブログで書いた、クレーマーと対決の日だ。

 

今日、クレーマーが来店すると言っていた時間は夕方だったが、昼過ぎにそのクレーマーから店舗に電話があり、来店時間の変更を告げたそうだ。なんて律義なクレーマーだろうか。電話対応した店舗スタッフに確認したら「とても丁寧な話し方でした」との事。

 

そして、クレーマーが来店した。

 

一見するとクレーマーとは思えない程に愛想がよい。
とは言え、今日はうちの商品への文句を言いに来ているのだ。
応接室へと案内する。
その際にも、すれ違うウチのスタッフに対してとても愛想よく対応している。

 

座席へ案内し、いざ対応スタート。

 

クレーマー曰く、「今日来たのは特に文句があって来たわけじゃないんです」と穏やかな話しぶり。
ところが、話が商品へのクレームの件に及ぶと途端に攻撃的に変わった。

内容は覚えてる限りでも、それほど多岐にわたる内容ではなかった。
何しろ、同じ内容の話を繰り返すのだ。
対応は基本的に昨日の電話対応と同じだ。
とは言え、今回は対面での対応だ。
クレーマーの話を聞いていると、途中から俺に対しての言葉遣いがぞんざいになりはじめた。
正確に言うと、いわゆるタメ口で話をしてくる場面が増えてきた。

推測ではあるが、このクレーマーはどうやら相手の『肩書』『性別』『年齢』で接し方を変えている様子だ。

 

クレーマーの話は2時間にわたって繰り広げられた。
内容は、『いかに自分が苦労を重ねてきたか』『いかに自分が頑張ってきたのか』『いかに自分が優れてるのか』『いかに(ウチの)店舗スタッフはレベルが低いのか』『商品の悪口』などの話を延々ループだ。

 

とはいえ、正直な話、このクレーマーの話に整合性というモノは一度たりとも存在しなかったから、全ての話が突拍子もなく正当性もない話ばかりだった。
そして、この2時間の中で見せた様々な表情と態度。

特に、
『気に入らない時に見せるこちらを睨みつける据わった眼つき』
『脈絡の無い乾いた笑い』と『貼り付けたような一瞬で消える笑み』
『不必要なデカい声』と『脅すような声色』
『延々繰り返される正当性の無い話』
『自分は悪くないの一点張り』
『幼児性の感じられる難癖』

そして、

『シオタを陥れようとする意図が垣間見える挑発的な言葉の数々』

 

特命係長としてこの数年間にわたり、
様々な種類のクレーマーに対応してきたこの俺から見て、
これまでのクレーマーの中でも3本の指に入る極めてレベルの高いクレーマーだった。

 

何のレベルかと言うと、
『狂人強度』だ。

 

この『狂人強度』とは、あの名作漫画『キン肉マン」の中で、超人の強さを測る指標として『超人強度』というものが存在した。の概念を流用して(パクッて?)クレーマーの強度を測る指標をシオタが独自設定したものだ。

 

どんなに温情をかけた目で見ても、
今日来たこのクレーマー
正真正銘の『狂人』である。

 

日本語を操りはするが、一切の意思の疎通ができない。
ただし、傍から見た時に「あれは店舗が悪いよね」と受け取れるように事実を捻じ曲げて解釈したり、そもそもの記憶を別の形で保存して事実を捻じ曲げたり、それについて言及すると「言った言わないはいいから」と、さも正当性があるかのように話を持っていこうとしたり、こちらを挑発したり恫喝をしたりして動揺を誘ったり、というのを恐らく狙ってやってはおらず、ナチュラルに相手を罠に嵌めようとしているのだ。

今日は、近年稀にみる『狂人強度』がMAXレベルの狂人に出会ってしまった。

 

結果としては、ひとまずクレームはうまく処理できた。
「ただし、あくまでも今日の時点では」という事かもしれない。
本当の闘いはまだまだこれから先に続いていく可能性は否定できない。

 

そして、狂人の狂電波によって、シオタの体の奥深くを蝕んでいくのだ。


今日は、

体の芯から心の底まで、

本当に疲れた。