シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

アンバランス注意報

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色んなところから、様々な理由で回ってくる仕事。

 

「めんどくさいから」

「厄介だから」

「やりたくないから」

「責任負いたくないから」

「自分の役割じゃないから」

「怖いから」

「不安だから」

「やったことないから」

etc

 

そんな様々な理由で、俺のところに回ってくる仕事がある。

正確には、俺と後輩Mさんのところに回ってくる仕事の数々。

 

もちろん、誰かがぶん投げた仕事なんて、率先してやりたいと思う人間がいるわけない。

そりゃ当然だ。

だけど、誰かがやらないと回っていかない。

そもそも、今目の前で起きているトラブルや、近日中に開催されるイベント事の準備だったりすれば、尚だ。

そういう仕事は、大抵、「それが処理できそうな人」のところに回ってくる。

 

俺達はそれが処理できる。

特に自慢するわけでも何でもなく、社内の他の人間たちでは処理できない事が、俺達には処理できるのだ。ただの事実としてそうなのだ。

 

そして、皆が様々な理由でやりたくない仕事、つまり、皆にとっては困難な仕事なので、俺達が処理するわけだけど、皆にとっては困難な事を結局やらずにぶん投げる事になっている。そして、いつまで経っても彼らにはその仕事ができるようにはならない。

これは当然の結果だ。

で、

俺達はそれらの仕事が何の苦も無くできるようになってしまっている。

これも当然の結果だ。

その結果として、もはや埋め難い大きな力の差が歴然と開いてしまっている。

恐らく、この差はもう縮まる事が無い。

それくらい大きな差だ。

これもただの事実としてそうなのだ。

 

この差があるので、更に彼らは安心して俺達に仕事をぶん投げる。

そして、その仕事を俺達はこなしていく。

内容によっては多少苦戦することもありながら、それでも、彼らから見たら“易々と”こなしていく。

 

こうしてずっとやってきた結果、もはや、会社内の誰もが俺達の力をあてにしないと仕事が回らなくなっているのだ。

 

その差を埋めるべく、俺達は日々ツールを生み出して、少しでも彼らが仕事をやりやすくなるように、彼らの力でも成果を生むための役に立てるように取り組んでいる。

 

だけど、それでも身に付いた彼らの習性は変わらない。

 

ただただ、仕事が俺達のところに集まってくる。

ただただ、俺達の能力だけが磨かれていく。

そして、仕事の成果は生み出されていく。

だから、会社としても「みんなの力が上がってきた」と認識しているのだろう。

実際には、ただ二極化が進んでいるだけなのに。

 

機会を生かすことができれば、力がつく。

力がつけば、機会は更に増える。

そして、更に力がつく。

気が付いたら、

もう取り返しのつかない程の差をつけて。

 

この事実をどう受け取るのか?

「何でも引き受けてくれる人が社内にいてラッキーだな」と思っている人達が大半か。

それとも、

「あいつらだけが能力を高めていてヤバい」と思っている人が少しでもいるのか。

 

どちらにせよ、この現状が続くのであれば、遅かれ早かれ何かが壊れていく日は近いだろう。

 

俺達の体や心が壊れるのか?

彼らの安定が壊れるのか?

この仕事の仕組みが壊れるのか?

組織が壊れるのか?

 

壊れるのが何なのかはわからない。

いや、本当は俺達には分かっているけど、

きっとそれは実際にその瞬間が来るまでは、

俺達以外にはわからないのだ。

 

“バランス”がとれているかどうか分かる為には、“バランス”がとれている事だけが必須要件、つまり、“バランス”は、しっかり取れている人にしか見る事ができないのだ。

 

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