天津飯の必殺技、威力絶大!
今日も今日とて、クレーマーとの対峙があった。
時々現れる、常連のクレーマー殿だ。
どうやら今日は虫の居所が悪かった様子。
いつもなら有難いお話を拝聴していると、気が済んで帰っていかれるのだが、今日はいつもと違って、強目に異議申し立てをしてきたのだ。
とは言え、その異議申し立ての内容は、うちの会社とすると、全くもっていわれの無いような、要するに支離滅裂な妄想の産物だったのだ。
とにかく、気が済むまでひたすら聞くという対応をしたのだが、どうやらそれでは収まりがつかなかったようでとにかく同じ内容の支離滅裂な話を延々聞かされた。
その内容があまりに理不尽だったので、途中から段々と腹が立ってきたのだけど、もちろんそれを顔や態度に出しては不味いので、努めて笑顔で、明るい声で元気よく返答を返しながら、徐々に話を打ち切る方向に半ば強引に持っていって、そのまま退店してもらうように促した。最後は、口を挟ませないように元気よく「ありがとうございました」でお見送りをしてフィニッシュした。
最後に身を守るのはやっぱり明るく元気な対応しかないんだなという事を再認識した。
もし、感情の動きに流されて不機嫌さを気取られていたら、きっとあのまま拗れたんだろう。
どちらが主導権を握るのか。
主導権を握った方がその場を制する。
そういう緊迫した場面では、気合の強い方が必ず勝つのだ。
昔から、そう言われている。
怒りでも、不機嫌さでも、元気さでも、相手を上回って飲み込んだ方が場を制する事ができる。
あらためてそれを体感した今日のクレーマー対応だった。
感情は表に出さずに、全てを気に変えて相手に発する。
これが、リアル気功砲。
そりゃあ、終わったあとにとんでもない疲労を感じたわけだよ。