きっと、100年待っていたってこんな瞬間は来なかったに違いない。 俺が手を伸ばして相手の手を掴もうとしたら、向こうからも手が伸びてきて俺の手を掴もうとする意志を感じた。だから、やっとの事で手と手で掴みあうことができたのだ。そんな感覚があった。 …
もう過ぎてしまった事は仕方ない。 何かが起きる度に、いつもそんなことを考えている。 「あの時もっとああしていれば」とか、「あの時あんな事をしなければ」とか、過去についてそんな風に思い悩んでいたこともずいぶんたくさんあったけど、もうここ10年以…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。