シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

氷雨は、これからもずっと降り止むことはないのかもしれない

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先日のイベントで起きた『レイアウト事件』について、当日のイベント運営を担当していたK君にあらためて聞いてみた。


一体、当日何が起きていたのかについて、自分なりに謎を解明しようと試みたのだ。

 

シオタ:「あの日のイベントについて、K君なりの改善点を挙げてみて」
K君:「シオタさんに言われて考えたんですが、動線を考えて設営しなかった事です」
シオタ:「今後のイベントでは動線を考えて設営する時にどんな事に気を付けるの?」
K君:「えーと、参加するお客さんの動線を考えて、会場内の設営をします」
シオタ:「(そのままじゃねーか!)いやまあそうなんだけど、動線を考えるというのは?」
K君:「(考えてるのか30秒ほど沈黙)・・・まあ、考えて、色々考えて設営します」
シオタ:「(沈黙の意味は?)もちろん考えてもらわないと困るけど、設営時にこういう事に気を付けてね」

そう言って、次回のイベントで使えるように、設営時の注意事項をまとめたプリントを手渡した。
これを見たK君、テンションが上がった様子でこう言った。

K君:「これ、いいですね!こういうのあれば動線考えて設営できると思います!」
シオタ:「(なぜ君に評価されなければならないのだ…)有効に活用してね」
K君:「はい!これ、使えますね!」
シオタ:「(だから、なぜちょっと上からなのだ)使って下さい」
K君:「そういえば、あの日参加してたMさんとも話してたんですけど」
シオタ:「どうしたの?」
K君:「スタッフってどこら辺にいたらいいんですかね?」
シオタ:「(?)何のこと?」
K君:「いや、イベント中のスタッフの立ち位置なんですけど」
シオタ:「(立ち位置?)というと?」
K君:「Mさんと、どこにいるのが正解なんだろうねって言ってたんですよ」
シオタ:「(まじか!)立ち位置の正解?イベント中なんだから状況によって変わるよね?」
K君:「いや、そうなんですけど。最後まで正解がわからなかったなって言ってたんです」
シオタ:「(え?まさか…)もしかして、レイアウト考える際に、スタッフの動線は考慮してないって事?」
K君:「スタッフの動線ですか!?いやー、その発想無かったです!」
シオタ:「(??)発想が無かった?」
K君:「はい。スタッフの動線ですね!これも一緒に考えたら、レイアウト、できる気がします!」
シオタ:「…今まで、スタッフの動線考えた事無かったの?」
K君:「なかったです!いやー、目から鱗ですね!この資料もあるし、これでもう大丈夫です!」
シオタ:「あ…、そうなんだ…、もう大丈夫なら…、ホント良かった…」
K君:「タメになりました!ありがとうございました!」

 

という会話が行われ、結果、謎は解明されたが、新たな謎が残った。
彼らが考える『動線』って一体何だったんだろう。

 

彼らはこれまでの数年間をどうやって過ごし、何を見て仕事をし、何を考えてこれまでの時間を過ごしてきたのか。
そして、イベント会場では一体何をしていたのか。
ホントに謎が深まるばかりだ。

 

昔、中島みゆきが歌っていた。
「空と君との間には今日も冷たい雨が降る」って。


調べたら、『空と君のあいだに』という歌の歌詞だった。

 

そして、
どうやら、
俺と彼らの間にも、
同じように、
今日も冷たい雨が降っている。
この冷たい雨が止む気配は当分の間、
いや、
この先ずっと、
無いんじゃないだろうか。


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