概念の架け橋
あの谷に住んでる民族とは話が通じない。
「長年、付き合いを続けてきたけど、もう今回の件で愛想がつきた!」
そう思って、いよいよあの民族達とは交渉することを止めようと思っていた。
でも、山の向こうの国からやってきた彼がこう言った。
「僕が、あの民族と話をしてみようか?」
確かに、彼ならやってくれそうな気がする。
何故なら、彼の話を聞いて彼と話をしていると、どんどん頭の中が晴れていくようなそんな気がするから。
彼に託したら、もしかしたら、あの民族ともスムーズに話し合いができるのかもしれない。
そんな一縷の望みを、彼に託した。
あの民族と我々との間に、あの谷を行き来できる架け橋をもたらしてくれる事を願って。
#異民族 #架け橋 #話し合い #共生