『勘』または『ピンと来た』という己の謎アンテナを何故頼るのか?
先日の出来事。
例によって、お客さん向けのイベント終了後の事だ。
イベント責任者のY君が、一緒に参加していたK君にキレ出したのだ。
それも、面と向かって何かを言うわけではなく、Y君がよくやる『気に入らない時には、対象者に対して不機嫌さを顕にする』というやり方でだ。
(因みに、この感情の出し方については、これまで数年間に渡り、散々現場を押さえてその場で迅速に注意及び指導をしてきたけど一向に改善がされないどころか、更に感情を出して周りに悪影響を及ぼすので、会社としてはこの点は諦めている)
理由は、その時にはよくわからなかったので、後日二人を別々に呼んで話を聞いた。
どうやら、K君がイベント開催中に堂々と『業務完了報告書』を記入していたのをY君に見咎められたらしい。
この『業務完了報告書』は、イベント終了後にその日のイベントの全てについて振り返りつつ報告・気づきなどを盛り込んで作成するものなのだ。つまり、終了前に書くというのが原理的に不可能であり、無意味なのだ。
だからY君は、あの日、キレ出したのだ。
ということがY君の話を聞いて(かなり翻訳をして)分かったのだ。
なので、次に問題行動をしたK君に話を聞いてみた。
すると想定していなかった話が出てきたのだ。
「時間があったので書いてました」というのが真相だったのだ。
これだけだと分かりづらいかもしれないが、本当にこれだけの理由なのだ。
つまり、
・イベント中に暇になってしまう(やるべき事は他にあります)
・イベント終了後に書くべきものを途中で書き出す(報告書の意味が違う)
・多少の罪悪感はあったらしいが関係ないと断定した(独善的だ)
etc
この他にも色々あるんだけど代表的なものを載せてみた。
何より一番ヤバイと思ったのが、
「これをやったらどうなるか考えられていませんでした」と反省の言葉を述べてきた。
つまり、彼はこんなに大変な事になるとはイベント中には夢にも思っていなかったもいうことなのだ。
そして、この件でまた一つ仮説ができた。
「彼らは、先の見通しが立てられないのは、『今やろうとしてるその行動の理由(なぜやるのか)を考えられないから』」なのではないかと。
この仮説を用いると、
今まで分からなかった彼らの理解不能な言動の数々の謎が少しだけ解明に繋がった気がした。
根拠を持たない言動。
マジでこわい。