ドラマ25『宮本から君へ』最終回を観たか?
ドラマ25『宮本から君へ』の最終回を観た。
正直な感想としては、「ここで終わるの?」という気持ちだった。
あのクオリティのドラマだと話数的にここまでで限界なのか?続編があるのか?それとも、原作の内容を最後までやるのは問題があるからやらないのか?色々思ったけど、何というか、このドラマらしい終わり方だったかもしれないよなとも思っている。
それにしてもこのドラマ、最後の最後まで熱かった。
主人公の宮本浩という男の生き様が、観てて本当に身につまされるというか、あの激情に駆られて突っ走りながらも痛い目にあってそれでもなお走り出し続ける事を止めないあの姿。
「かっこわるい」とか「ださい」とか「暑苦しい」とか「見苦しい」とか、どっちかというとマイナスの形容をされるような生き方を見ていて、本当に心臓をチクチク刺されるようなそんな気持ちにさせられるんだけど、でも俺から見ると、心の底から「カッコいい」。
もうこれしか出てこない。
もっとスマートに、もっと賢く、もっと効率よく、もっと上手く、もっとクールに、もっと涼しく、もっと冷静に…etc。
色んな言い方はあると思うけど、きっと、こういう事を言う人達からすると、「迷惑かけんじゃねーよ」って事なんじゃないかと思う。
でも、俺はそれよりもやっぱり全力でやり切る事に魅力を感じる。
ドラマ最終回の中で、大きな仕事を取るためにもうこれ以上無いという位に全てをやり尽くしてその仕事が取れるかどうかの結果を待っている場面。
ふと弱気になって吐いた弱音
「俺、いろんな人に力貸してもらったって考えてたけど、でも本当は迷惑かけてただじゃないかって」
こう言う宮本に対して、
宮本の先輩営業マンである神保さんが宮本に言っていたこの一連のセリフ。
信じた奴が傷つくリスク背負うのは覚悟の上だろ
きれい事言うなよ
お前を認めた人間はお前に焼かれようが食われようが文句言う筋合いどこにもねえよ
お前のそういう情けない態度がお前を認めた人間をどれだけバカにしてるのかわかってんのか
のぼせあがんなよバカヤロウ
少なくとも俺はいつだって俺の為にやってんだ
文句あるか
いつだって、自分の持てる力を全て出し切る。
正真正銘の『全力』で生きてたら、きっと何かに誰かに何処かに何時かに繋がる筈。
それが、今の自分の望む形じゃなかったとしても。
宮本浩も神保和夫も小田課長も池松壮亮も松山ケンイチも星田英利もMOROHAもエレファントカシマシも新井英樹もここに書いていないこの作品の全ての関係者も皆、
自分の信じたモノの為に全力で生きる。
そうして、その結果を噛みしめる。
その時の自分の姿がどう見えるかなんて気にしてるのはきっと全力なんかじゃない証拠。
だから、俺はこういう生き方に惹かれるんだと思う。
全力で生きる。
これこそが、俺の求める「カッコいい」生き方だ。
うん、実に『主人公』っぽいな。
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