シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

やばいよやばいよリアルガチだよ

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7月に入った。いよいよ夏。待ちに待った季節だ。

 

そんな夏に入った7月の初出勤月曜日から出ばなを挫かれた。

そう、最近出番の多いポンコツピーポーY君から相談を持ち掛けられたのだ。

ちなみに、今までのブログでも何度か登場した彼。
彼の特徴を一言で言えば「キレる若者」である。
何かあればすぐに機嫌が悪くなりその不機嫌さを辺りにまき散らす男だ。
ちなみに、この不機嫌さは相手を選ばない。
例え、入社して日が浅い新入社員だろうが、いつも仲良くしてる同僚だろうが、上司である特命係長のシオタであろうが、自分の気にいらなければ、相手かまわずのお構いなしだ。

ただし、彼からしたら「自分は不機嫌さを出してるつもりはない(本人談)」だそうだ。これもホントに恐ろしい。

 

さて、そんなY君の今日の相談事は次の通りだ。


「俺、一生懸命仕事してるのに会社から評価されてない感じがするので、ミッションとして与えられた取引先開拓は最近やってません」という内容だった。

 

ここまで聞いて、俺には全く意味がわからなかったので、もう一度詳しく聞きなおしてみた。そうしたらこんな事を言っていた。


「だって、俺が取引先開拓してきても誰も褒めてくれないじゃないですか。ミッションだからやってるのに。それに、期限までに提出しなきゃいけない社内用の報告書を出せってせっつかれるんで、そっちやってればいいんですよね?」


俺にはまたもや意味がわからない。

 

と同時に、ここまで聞いていて、本当に悲しくなった。
「一体、今まで彼に関わった時間はなんだったんだろうか?」
そんな事を瞬間的に自問自答してしまった。

 

とは言え、これは今一度説明をしっかりしなければいけない。

最早、不機嫌さを隠すつもりもなく挑みかかってくるような表情で俺を見据えるY君を相手に、「この野郎、クソ生意気なツラしやがって。何回も同じような説明しなきゃいけねーしホントにめんどくせー野郎だな」なんていう俺の本心は微塵も出さずにしっかりを抑え込みつつ、丁寧に諭すように説明を開始した。

 

自分は一生懸命やってるのに、会社は褒めてくれない。
こんなに成果を出してるのに、会社は褒めてくれない。
俺ばっかり忙しくさせられて、他の仕事まで手が回らない。
だから、俺は言われた仕事はやらない事にした。
なんか文句ありますか?
文句あるんだったら、この状況どうにかして下さいよね。

 

つまるところ、彼はこういう事が言いたかったようだ。
ただし、これはY君の大きな勘違いである。
なぜならば、かくかくしかじかこんな理由でこうなってるからこうなってるんだよ
という事をゆっくり分かりやすく説明し、そのあとでわかりづらいところがあったようなので、更に解説を加え、彼の言い分をしっかり聞いたうえで、会社側の見解をしっかり伝えたところ、納得した様子だった。

 

そして、開始から15分後。
満面の笑みでやる気を回復したY君。
その後、しばらくして終業時間になり、元気いっぱいに退社していった。


仕事をするモチベーションは人それぞれなのはもちろんそうだ。
ただ、仕事をするうえでの『やるべき事』を自分で勝手に、人それぞれという事にされてしまうのは困るのだ。
あくまでも、会社から指示された仕事について成果を挙げてもらうのが社員に求められている事だという、会社員として最低限の事は弁えて欲しい。
これは、各個人の能力云々の話ではないはずだ。
雇用される側の責務ではないのかな。

 

権利意識や自分の主張ばかり肥大してしまうと、非常に歪な企業人になってしまい、
挙句の果てには、会社の中で疎まれる存在と化していく危険がある。

 

Y君への関わりは、彼が入社してから会社全体でずっと取り組んできたが
「修正する手間をかけるのがもったいない」という判断がそろそろ下ってしまうかもしれない。

 

これから、どうしていくべきなのか。
思案のしどころだ。