シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

話は、とても単純で難しいのだ

今日のお昼ご飯時、「魚が食べたい」という話になって、評判の良い回転寿司のお店に家族で行った。


全国チェーンではないし、どこにでもあるわけじゃなく、100円均一でもない。その割に、いつも混んでいる店だ。
もちろんそれには理由がある。
当たり前すぎるけど、単純に、安くて旨いからだ。


以前に行った時も、とても美味しい寿司を食べられた上にとてもリーズナブルな値段で大満足だったので、今日ももちろん期待していったのだ。

 

今日も、もちろん美味しくてリーズナブルだったのは変わらない。
でも、大満足とは言い難かった。

 

誤解のないように書いておくと、店員さん達の接客はとても良い。丁寧だし、親切だし、行き届いてる。

 

じゃあ一体何が大満足にならない要因だったのか?

 

店の中がメチャクチャ暑かったのだ。
理由を店員さんに尋ねると、「エアコンが故障してるんです」ということだった。
これは、もうどうすることもできない。
壊れてるんじゃあ、涼しくしてもらうことは叶わない。

今日は、連休中日にとても相応しいほどの秋晴れ。そして気温も夏の再来を思わせる真夏日だった。外を歩いてるとクラクラする位の暑さ。その陽射しから逃れて、お寿司を食べながら休憩をと思って、以前の大満足感を期待して入ったが、店内も座ってるだけで汗がにじんでくる位には暑い。陽射しがしのげているだけで、外と気温差はそんなに無さそうだ。

 

この環境の中にはそう長時間はいられない。ただ、「今日はお寿司食べる」と決めて、席にもついてしまったのもあり(エアコンの故障は、席についてから店員さんに、もう少し涼しくしてもらえないかとお願いしてはじめて発覚したのだ)、さっと食べて、さっと帰ることしかできなかった。

 

結果、満足感は低かった。
味も、商品の品質も、店員のサービスも、何もかも以前と同じなのに、店の中が暑かったという事だけで評価がこれだけ変わるのだ。

 

でも、またしばらくしたら同じお店に行く事はあると思う。
他のお客さんも、多くの人はまた利用するだろうし、少しのお客さんは、もう来ないと言う人もいるだろう。
だからこそ、あのお店もエアコンの故障に対して『お知らせ』をして入店前に周知したり、エアコン以外の対策で涼をとる手段を講じることなく、そのままの状態で営業していたんだろう。

 

かたや、
屋外の屋台のような店に並んで、今話題のスイーツを購入して、その屋台に併設されている屋外のテーブルで食べる人たちもたくさんいら。
そしてもちろん、汗だくで食べている。だけど、その人たちは当然エアコンを要求したりしないで、満足感が高そうな表情なのだ。

まあ、全て当たり前の話といえば当たり前なんだけど、起きている事は同じなのに効果が真逆になる。

 

『期待』がそうさせるのか。
それとも期待以外の何かなのか。
まだよくはわからないけど、
この辺に、皆がハッピーになるヒントが隠されているような気もする。

 

傍から見て"ツラい"場面でも、当事者が"ハッピー"なら、それでいいのかもしれない。