この体は一体何でできているのだ?
最近、会社のデスクの引き出しに常備している物がある。
それは、『素焼きミックスナッツ』だ。
アーモンド、カシューナッツ、クルミが入っていて、油と塩を使わずにローストだけした物。これを、おやつ代わりに時々食べている。
ナッツ類に含まれる栄養素は非常に豊富だ。
山の生き物たちは木の実を食べてあれだけの体格を維持しながら生きている。
つまり、野生動物が生きていくには充分な栄養素が詰まっている命の源なのだ。
もちろん、猿・猪・鹿・熊などが山で食べている木の実とは種類が違うけれども、
似たような栄養素が詰まっているのは間違いない。
そして、噛み応えがある。
アーモンドとカシューナッツとクルミはそれぞれ食感も味も違うが、「食べてる感」は非常に強い。
更に、よく噛まないとせっかくの栄養素の吸収効率が落ちるので、よく噛む事になる。
そうすると、「小腹が空いたなあ」と感じていても、他の物を食べようという気が起きなくなる。
そんな感じで、おやつとして非常に優れていると感じているのだ。
とは言え、ナッツの栄養素には脂質が多く含まれているのであまり多くの量を食べると、ダイエットの進みが遅くなる。
でも、食べると美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいそうになる。
「いかんいかん。自制しないといけないなあ」と思いながらも何度か袋に手が伸びる。
そしてキリの良いところで止める。
そんな攻防を自分の中で繰り返している。
こんな事を、今振り返ってみてふと思った。
「あれ、そういえば、最近お菓子を食べてない」って。
今までは、会社の誰かから時々お菓子を貰ったりする事もあって、それをたまに食べたりしてたけど、今は全く食べなくなった。
それよりも、小腹が空いたらミックスナッツを食べている。
ダイエットを極める為にとかってわけではないんだけど、どっちかというと「勿体ないからそうしてる」という感じか。
何を勿体ないと感じているのか?
「せっかく、ジムでキツイ運動してるのに、意味の無い食べ物を体に入れるのが勿体ない」という感覚だ。
ダイエットやトレーニングの根本的な考え方に、「体は口から入れた物からだけで作られる」という考え方がある。
考え方という書き方をしたけど、これはただの事実であって、正確には考え方というモノではないんだけど、この事実を実感として感じられて信じる事ができるようになると、「自分の口を経て体内に取り込まれる物は自分で選びたい」という感覚が芽生えてくる。
まあ、少なくとも「俺はそう感じる」という事なんだけど。
筋肉を増量し且つ脂肪を減らすのは『運動』。
筋肉を増やすのか脂肪を増やすのかを左右するのは『食事』。
どちらもダイエットやボディメイクには欠かせない大事な要素だ。
そんな事を、段々と日常的に考えるようになってきている。
こんな事を書いていたら、自分の体の状態をいつも気にしていた昔を思い出してきた。
あの頃は、滅多にお菓子を食べたりしないようにしてたなあ。
かなり頑なに。
何しろ、俺の師匠はいつもこんな事を言っていたから。
「俺が現役の頃は、水か牛乳しか飲んだ事がなかったよ。絶対にそれ以外は飲んじゃダメだって思ってた。ある時、友達に騙されてファンタを飲まされた事があった。その時、俺は泣いたよ。ファンタなんて飲んじまった!って。まあ、イカ〇てたんだろうな、あの頃は」って。
本人が当時を思い出して、自虐的に話してくれたんだけど、俺はこの話聞いて「なんてカッコいいんだ!」って当時は思ってた。
「この位、頭がぶっ飛んでないと、師匠みたいに、手に入れたいモノは手に入らないのかもしれない」なんて考えていたんだけど。
今は、ここまでは思っていないけど、やっぱり根底にはこういうイズムが自分の中に流れてるのかなあ。なんて、時々思う。
さて、この夏の間に俺はどこまでいけるんだろうか。
食べ物にも気を使いつつ、ゴリゴリにトレーニングをして、身も心も頭の中も鍛え上げる所存です。
ちなみに、「シオタのレベルで」という注釈はつけておこう。
あしからず。
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