李小龍曰く「Be water my friend」
今日は、お客さん向けの販促イベントをやってきた。
内容は、ウチとしては定番の商品だけど、今までに利用したことがないお客さんをメインターゲットにしたイベントなので、どんな商品なのかベーシックな使い方や、ベテランユーザーがよくやる使い方などを一連の流れに乗せて説明から実演までを行い、最後にはこの商品のファンになってもらって末永くウチの商品を利用してもらうというのが狙いの、そこそこ長丁場のイベントだ。
これまでにも何度もやってきたイベントなので、正直、進行や内容に不安はない。
とは言え、どんなお客さんが参加するのかは当日のお楽しみなので、完全にライブだ。
油断は禁物である。
なので、いつやる場合にもベースの流れは押さえつつ、当日にどんなお客さんが参加しているかで、ある程度内容が変わっていく場合がある。
そんな、イベントだ。
フットワークは軽く、でも、一瞬たりとも油断しない。
なんて書き出しておいて何なんだけど、
今日書きたいのは、イベントの内容云々というより、終了して会社に戻った後の上司とのやり取りだ。
例のごとく、50代女性課長(お局兼務・荒俣宏先生激似)が俺に声をかけてきた。
曰く、今日のイベントはどうだったのか?という質問の形式をとった、正解の存在しない問いだ。
なぜ正解が存在しないかと言うと、この人が投げ掛けるこの手の質問に通常の回答をした場合に起きるパターンは次の2つだ。
①「今日のイベントは良かったです」
↓
「へ~。良かったんだ。アンタもできるようになったって事だね。それだけできるようになったんなら、今後はアンタが全 イベントを統括しなよね。これでアタシは楽になるわ~」
②「今日のイベントはいまいちでした」
↓
「へ~。アンタちゃんと準備してから臨んだの?アンタに教えたのアタシなんだよ?…まったく。アタシがせっかく教えた って言うのにさ。役職ついてるんだからこの位のイベントはしっかりやってもらわないと。よろしくね、特命係長」
という2パターンがあるのだ。
でも、今日のシオタは、第3の回答をしてこの無限ストレス地獄を回避したのだ。
今日の回答はこちら。
③「今日のイベントは、まあ、及第点ってとこですかね」
↓
「そうなんだ。良かったじゃん。まあでも、その言い方だと良くできたんでしょ?」
↓
「(その手には乗らないぞ!)いやー、めちゃくちゃ良くできたって感じもしないので。及第点ですね」
↓
「そっか。アンタがそう言うなら、まあ、ちゃんとできてたんだと思うよ。ダメだったらそう言うもんね」
↓
「ですかね。ひとまずは及第点って事で。ありがとうございました」
という第3のパターンで、謙遜も自虐もせず、打ち返しもせず逃げもせず、誰もダメージを被らない。
これぞ、まさに『化勁』なのかもしれない。
中国拳法の技法をまさか使えるようになっていたなんて。
まじで、あの伝説の名作漫画『拳児』を読んでいた経験がここで生きてくるとは。
宇宙の真理を解き明かす日も近い。
かもしれない。
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