シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

心も体も燃えているか

めっきり寒くなった。

三連休の初日、朝から寒かったので、洋服は冬モノにしようと思って仕度をしていた。でも、なんとなく、インナーは半袖のTシャツにしてみた。ホントになんとなくだ。今日は屋外の公園で遊ぶ予定だ。外は寒いので、どんなに動いてもTシャツになることは無いくらいの気候だ。だから、インナーに何を来ても、多少の違いしか無いはずだった。だけど、なぜか、半袖にしておいた。

公園に着いて遊びまくる子どもを追いかけながら写真を撮りつつ荷物番をするのが俺の役目だ。運動量はほとんどないのでどっちかというと寒い。上に着ているダウンベストのボタンを全部閉めておかないと居られないくらいだ。

そのまま二時間くらいあそんだところで、子どもも満足した様子で、お昼ごはんを食べに行こうという事になり、よくいくお店に行った。お店のなかは暑くもなく寒くもなくちょうどいい感じだ。ここに来るのも久しぶりだったので何を食べようかメニューを見ていたら、少し離れた席の人が土鍋に入った何かを食べている。メニューを見るとどうやら土鍋に入った辛口のスープパスタらしい。とても旨そうだったので同じものを頼んだ。

「器がとても熱いので気をつけて下さい」そう言って運ばれてきた土鍋入りのスープパスタを一口食べてみる。めちゃめちゃに熱い。これは、いつも通りのスピードで食べることができない熱さだ。俺は、ごはんを食べるスピードが人より速い。誰と一緒に食べはじめても、いつも先に食べ終わる。だけど、今日はそういう訳にいかなかった。あまりの熱さに、全然進まない。更に、辛さも相まって、食べ進むのが困難だ。

「熱い」「辛い」を乗り越えて一口食べ終わると「でも旨い」がやってくる。こんな調子で何口か食べ進んでいると、当然の事ながら、こうなった。

汗が止まらないのだ。

すかさず、上に来ていたパーカーを脱ぐ。お店のなかで唯一の半袖だ。これでようやく丁度良い適切な体感温度だ。体を汗が伝う事は無い。だけど、顔と頭皮からの汗が止まらない。ハンカチ代わりの手拭いがあっというまに全面的に湿ってきた。

子どもがデザートを食べ始めた頃にようやく土鍋パスタを食べ終えた時には、手拭いはぐしょ濡れだった。でも、Tシャツは全然汗をかいていない。どうやら、序盤でパーカーを脱いだのがファインプレーだったようだ。

何となくでインナーを半袖にしてきた効果がこんな形で発揮されるとは自分でも予想してなかった。でも、きっと、無意識の領域でこうなることを想定していたのかもしれない。そんな都合の良い能力が備わっていたらいいなと思いながら、二枚目の手拭いも既にびしょぬれ。

ここはレストランの中。
季節は冬の初め。
みんな冬の装い。
俺だけ、半袖Tシャツで風呂上がりテイスト。

世界との断絶を感じた勤労感謝の日の午後の一コマの話。