火花が弾けて飛び散るように
今日は、休日出勤の振り替え休日。
1日、特別な用事も無く過ごした。
朝はゆっくり起きて、朝イチでジムに行ってトレーニングをして、カフェで本を読んで、早めにお風呂に入る。夜の8時過ぎには寝る支度を整えた。
そんな、忙しさの欠片も無い一日。
これはこれで楽しい一日だ。
とても良い一日だった。
ただ、何と言うか、脳みそが平穏だったというか、あまり脳みそが活動した感じがしない一日だった。もちろん、一人で過ごしても脳みそが活発に動く日もあるんだけど、今日はそうではなかった。とても平穏な一日。
こんな平穏な一日を過ごしてみて、「ちょっと物足りないかも」と思っている自分がいる事にちょっと驚いている。以前だったら、こういう一日をずっと求めて仕事の休日を楽しみにしていた気がする。
でも、今はこれだと物足りない感じがする。
頭がぐるぐる回転して、次から次へと色んな発想をして、人の話に刺激を受けて更に発想が広がって、そんな対話をする時間が無いと物足りないと感じるのだ。
それが得られるのはやっぱり『仕事』について仲間と一緒に考えている時なのだ。
とは言え、俺は「仕事が趣味なんです」というような人間ではない。
どちらかと言えば平穏な毎日を過ごしたいと考えている人間だ。
だけど、脳みそがフル回転して次々と頭の中に火花が散るような知的興奮を得られる時間を日々楽しみにしている人間でもあるのだ。今は。
というか、最近そういう人間になったのだろう。
一人で過ごす時間ではそんな知的興奮を得られるタイミングはほとんどない。
それには相手が必要なのだ。
しっかり対話ができる相手が。
そういう意味では、休みの日は退屈なのかもしれない。
心の底から「楽しい」と思う事にも、様々な種類があるんだなと、この歳になってあらためて実感した。