シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

追悼 佐藤タカヒロ先生

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漫画家の佐藤タカヒロ先生が7月3日に亡くなった。享年41歳。

 

俺と同年代の偉大な漫画家が亡くなった。

まさに、早すぎる死だ。

 

週刊少年チャンピオンで連載していた『鮫島、最期の15日間』は、まさにクライマックスに突入したところだった。
ついこの前、今では最終話となってしまった最後の話を読んで、様々な妄想を働かせて次週を楽しみにしていたところだった。40歳を過ぎた今でも、毎週ワクワクしながら心待ちにしていた数少ない漫画だ。

 

この漫画、何しろ熱い。
毎週の連載で、かなりの高い確率で涙ぐんでしまう程の熱量だ。
主人公の鮫島鯉太郎が、文字通り命を削って相撲を取る様子に、いつも俺の心を揺らされていた。
漫画の中の話だとは理解していながらも、ページをめくると、あの画力とあの迫力に感情が動くのを止められない。ついこみ上げてくるモノを止める事ができないのだ。

 

漫画を読んでいてこんなに感情を動かされる事はなかなか無い。
これまでに35年以上は漫画を読み続けてきたけど、
感情が揺さぶられる程に「この漫画は熱い」と想えた作品は数えられる程度だ。

 

そんな大好きな漫画が、まさかこんなに唐突に、終わってしまうなんて。

 

佐藤タカヒロ先生が何故亡くなったのかは俺には分からない。
でも、この遺作となった『鮫島、最後の15日間』を始めとした『バチバチ』シリーズという稀代の漫画があって、その作品を描いた佐藤タカヒロ先生という漫画家がいて、その人の作品がかつてない位に、熱く俺の心を震わせてくれたという記憶を忘れる事は無いというのは分かる。


主人公の鮫島のように、自らの命を削って、この作品を生み出し続けてくれたであろう佐藤タカヒロ先生に感謝を込めて。
心からご冥福をお祈りいたします。

 

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