「自分に素直に生きる」の意味が全く違ったんだとすると…
ウチの会社は人材の宝庫だ。
宝庫と言っても、本物の宝は出てこない。
俺からすると、とてもじゃないけど想像もできないような物の見方をするし、物事の解釈の仕方も特徴的である。また、その独特な解釈に基づいて選択するし、行動もなぜその行動になるのか理解に苦しむ場面が多い。
そう考えると、俺にとっては逆にやっぱり宝なのかもしれない。
様々なパターン、それも他所の会社にいたら到底出会う事が無いであろう彼らのような人達の集団を毎日観察できるのは非常に恵まれている。
そして、
今日も素敵なサンプル行動が採取できた。
今日のサンプル行動はこんな事だ。
主役は、24歳・男性。名前は仮にK君としよう。
このK君、何しろ自分の欲求に忠実な男子なのである。あまりに、自分の欲求に忠実過ぎて、ある日のお昼時には、お腹が目いっぱいになるまでランチを食べ、その後の午後イチから実施された『自分の直属の上司の更に上司が講師を務めた研修(外部の社員も参加する特別なやつ)』の真っ最中にも関わらず、本気の居眠りをするほどだ。
またある時には、自身のミスで提出期限を大幅に超えてしまった為に、どうしてもあと2~3時間後には絶対に提出をしなければいけない状況で、まだ全然終わっていない途中であっても、15分程席を外し、喫煙室でゆったりタバコを吸っていたりと、なんとも自分の欲求に忠実な男なのである。
この彼が、今日は、企業向けイベントの集客を行うために、一斉送信するためのメールを作成していた。そして、それができあがった。このメールを送る前に「内容を確認してほしい」という事だったので、渡されたそのメール本文を確認した。
驚いた事がいくつかあった。
まず、メール本文の文章量がやたらと多い。
そして、メール本文に同じ文言が多数重複していて読みづらい。
さらに、添付ファイルが幾つもつけられている割には、説明がほとんどなく、なんのことやらわからない。
挙句の果てに、メール文中にはイベントの概要すらも記載されていない。
このメールを送る事で、集客を行うのが目的だったはずなのに、いつの間にかメールを作成して送付する事が目的化してしまっていたようだ。
こんなメール。』もし自分宛に送られてきたとしたら、自分だったら「このメール気になってたんだよね」とは思わずに(つまりメールの中身を確認せずに)、確実にゴミ箱生きだと思ったので、彼にもそれとなく聞いてみた。
「君だったらどうする?」という俺の問いに対して、
「僕だったら絶対に見ない」と断言したのだった。
もう、こりゃ、お手上げだよ。
もちろん、メールは作成しなおし。
その後、再提出をする事実に4回。
ようやく、外部に出してもよい程度のメールの体裁が整った。
いやー長かった。
ちなみに、メールが出来ただけ。
とまあ、こんな感じで、メール送信一つとってもこんな感じ。
これ以外にも色々あって、あまりにも疲弊しすぎてこのブログを書きながらも眠くて思わず意識が何度か飛んでしまったので今日はこの辺で。
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