合体ロボの原理を応用してみる
今日は読書が捗った。
前からちょっとずつ読み進めていた本が、今日1日で残り三分の一程度まで進んだのだ。
これはなかなかの捗り具合だ。
なぜならこの本、内容が俺には難しいのだ。
どの位難しいかと言うと、第一章なんかは何について書いてあるのかほぼ分からないような状態だ。完全に、前提となる知識が共有されている人向けの本なのだ。
この本、各章単位で、筆者とゲストが対談をした内容が文章になっているんだけど、学者同士の対談だけあって非常に専門的な内容の話が繰り広げられるのだ。というか、そもそも、その対談の中で使われる横文字の単語が、人の名前なのかモノの名前なのか状況や概念を指しているのかというのもわからないまま進んでいくのだ。
もちろん、この本の内容がわからない人間であるシオタが読む事を前提に書いてないんだろうけど、この筆者に興味があったのでどうしても読んで見たくて発売日の翌日には購入をしたのだ。
それから2カ月以上が経つが、全然進んでいなかったのだ。
原因はもちろん「難しいから」だ。
ただ、段々と読み進めていくうちに、もちろん分からないのは大前提なんだけど、なんとなく分かるような気になってくるのだ。と言うか、そもそもそんなに難しいのなら読み進める事ができなくても良いはずなのに(現に、話題になっている本でも、本を開いた途端に難解さがとてつもなく強すぎてそのまま買わない本は多々あるのだ)、内容や使われている言葉がわからなくても読み進める事ができた。
つまり、この本はそういう風に書かれている可能性が高いのだ。
そういう風というのは、例えば専門の知識が無い人間が読者になったとしても本を書く段階で、知識が無くても言葉がわからなくてもその対談内容のテンポや対談の向かう方向(厳密には方向じゃないかもしれない)が汲み取れるようににしてあるとか、読んでいくうちに徐々に知識が読み手に浸透していって段々と話が分かるようになる設計がしてあるとか、読んでいくうちに面白さが熱として伝わるように、とか。
そんな本を、今日は公園の日陰のベンチで読んでいた。
これが、今日の読書が捗った大きな要因だと思っている。
天気が良い公園の日陰のベンチで、
子どもと付き添いの大人がワーワー言ってる中で、本を読む。
それも、かなり難解な内容のものだ。
自分がいる環境と本の内容に全く関係性が無くて、それがとても良い感じだった。
家じゃない場所で読書に没頭するのがとても気持ち良かった。
そんな、三連休中日だった。
『何の関連性も見いだせない事同士を結び付ける事で、考えてもみなかった効果が産まれる事がある』
という事に「初めて気が付きました」と言ってしまうのは明らかな”嘘”になっちゃうんだろうけど、なかなかできない事だった。
だけど、
今日の相乗効果を体験したので、今後は他の事柄でも『何の関連性も見いだせない事同士を結びつける』という事をしていこうと思う。
これも、マッチングに欠かせない要素なのかもしれない。
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