シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

用法用量を守って使用して下さい

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ここ数日でめっきり涼しくなって急に秋めいてきた感じがする。

就寝時の気温がここ数日でずいぶん変化したのもあり、なんだか喉が痛いので病院に行った。
案の定、喉が赤いということで、薬を出してもらった。
症状に合わせて4種類の薬だ。どうやら、毎食後に飲む薬らしい。
早く治したいからしっかり言いつけを守る俺は、食事の後に薬を飲んでいる。

診察結果も薬の効能も用法も、全て、専門家の言う通りに従う。
当たり前といえば当たり前。
これが医療。
国家資格を持った専門家の見立てにより、その後のケアの仕方を教わるのだ。
我々患者は、自らの体の事ながら自分自身ではわからない為、専門家のいいつけを良く守る。
そうしないと現状の体の不調を軽くしたり取り除いたりできないからだ。

かたや、会社などではどうだろう。
同僚や先輩や上司などの言う事を良く守る人は一体どれくらいいるのだろうか。
もちろん、組織の統制具合やどんな人達が自分の周りにいるのかで大きく変わってくると思うが、医者の言いつけを守る人の割合よりは遥かに少ないはずだ。少なくとも、俺の勤める会社では、言いつけを良く守る人は圧倒的少数なのだ。

現象を見ると『アドバイスや指示に従う』という同じ括りになるはずだけど、なぜこれほどまでに差が出るのか。

それはきっと、本人が心の底から求めている事かどうかの違いなんだと思う。
病院や怪我の場合は、「不調な状態から早く解放されたい」という一心で、良く言う事を聞くのではないか。
ところが、会社で人から受けるアドバイス等は、「〇〇をなんとかしたい」というモノが自発的に無い限りは難しい。ただ基本的には、アドバイスをする人は純粋に相手の為をだけ思って言っているケースは少ないはずだ。何故なら、業務を円滑に進める為のアドバイスであるならば、そもそもそれは相手の為を思っている以外にも様々な要素が含まれているからだ。

 

他にも大きな違いがある。
患者が医者の忠告を守る時には、患者本人が「なんとかしたい、なんとかしなければいけないデメリット」がある。そしてそのデメリットに患者本人が気づいていている。現状、そのデメリットを受けている。
会社では、言われる方が「なんとかしたいけど、なんとかしなくても当面大丈夫そう」という事を考えている。デメリットには気づいていない。

 

だから変わらないのではないか。
彼らが「これはデメリットではない」という事がわかれば動くかもしれない。

 

直面しているデメリットを何とかしないと、その不調は永遠に続きますよ。