楽しいのは、動いているという事だった
昔から、野球をテレビで観ている事ができなかった。
試合の始めから最後までテレビの前で観ていた事がない。
もちろん、球場に行って試合を観た事もない。
だからと言って野球が嫌いなわけじゃない。
大人になってから野球をする機会は無いけど、好き嫌いのどっちかというと、野球をするのは好きだった。
でも、サッカーは試合を最初から最後まで観た事は何度もある。
特に、日本代表戦はタイミングが合えば、試合開始から試合終了まで観たりする。
かと言って、サッカーが大好きなのかと言えばそうでもない。
もちろん、野球と同じく、サッカーをするのは好きだった。
大人になってからも、フットサルでサッカーをやった事はある。
他のスポーツでも同様に、大体のスポーツは試合開始から試合終了までずっと観ていられる。観ている事が難しいのは、野球とゴルフ。
なんでこの2つのスポーツが観ていられないのか。
自分なりに考えた、最大の理由がある。
それは、
『動きが少ない』
これに尽きる。
野球は、動かない時間が長い。
凄いピッチャーが投げている時なんかは、守備側はキャッチャー以外ほとんど動かない。
ゴルフもそうだ。球を打つその瞬間以外は動きがほとんどない。
かたや、他のスポーツは攻守が目まぐるしく入れ替わる。
基本的に、試合中はお互いに動き続けている。
動きがあるスポーツは観ている事ができる。
どのスポーツも、自分がやるのは楽しい。
だけど、観ている事ができるスポーツと観ている事が出来ないスポーツがある。
自分にとっては、“動いている”というのが大事なようだ。
動いていないと退屈だ。
動いていないと不安だ。
動いていないとつまらない。
動いていないと苦しい。
でも、動いていると楽しくて、
ワクワクして、
生き生きしてくる。
“動いている”
これが、生きていく上での一つのテーマなのかもしれない。
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