もしも、超能力が使えたら

朝起きたら、予想通りの全身筋肉痛。

ベッドから起き上がるのも、階段を降りるのも一苦労。

なにしろ脚がガクガクするし、背中も腕も重たくて動かすと筋肉痛。

それでも、最近ようやくジムに行くのが習慣化してきたので、仕事帰りにはジムに寄ろうかなと思ってトレーニングセット（トレーニングウェア・タオル・シューズ・トレーニングギア・着替え）の入ったバッグを持って出勤。

いつも通りの時間に到着し、いつも通りに勤務開始の準備を整え、いざ月曜日開始。

午前中は、週頭の定例ミーティング（＠部下１チーム）を実施し、その内容に軽く頭を抱えたもののとりあえず気を持ち直し、事務作業。

ここまでは、いつも通り。

その後、昼前になり、これまた定例のH課長とのミーティング。

異変はここから始まった。

ミーティング途中から、頭痛がし始める。

「あー、これまたいつもの二日酔い系の頭痛かな…」と思ったんだけど、

「ちょ、待てよ。俺、ここしばらく、お酒飲んでないじゃん」という事に気づいた。

じゃあ、具合でも悪いのかと思いきや、筋肉痛と多少の疲労感がある位で体調は問題なかった。

「あれ？じゃあこれってもしかして、ストレス？」

確かに、それ以外に心当たりが無いやつだ。

そういえば、ここしばらくこのH課長と顔を合わせる機会が無かった。

そう、実に4日ぶりに会話をしたのだ。

「あー、俺ってこんなにストレス耐性無かったんだな。というか、こんなに頭痛がする程この人と話をするのがイヤだったんだなあ」としみじみ感じた。

更に、今日は午後には社長とこのH課長が仕切る会議に出席する予定だ。

「こりゃあ、強いストレス感じるなあ」と他人事のように考えた。

そして、こんな日に限って携帯していた頭痛薬のストックが切れている。

まあ良いか、まだ我慢できるレベルの頭痛だし。

ミーティングが終わり、頭痛を抱えながら午後の会議の準備を整え、その間に部下から上がってきた細々したかなりどうでもいい用件を捌きつつ、午後の会議に向かった。

今回の会議では、ここ数日の仕事についての報告（昨日の休日出勤も含む）を行い、各事業の今後について協議した。本来の意味合いにおいての会議では、ここで俺の出番は終わるはずなんだけど、もちろんそうはいかない。

その後、H課長から発信される恒例の『「私、がんばってますアピールタイム」清聴からの、驚きの合いの手役をこなし、社長からの恒例の労いの言葉をかけられ喜ぶH課長の姿を死んだ魚の目でみつめながら微笑む』という一連の茶番劇を行い、ここまでで1クール。これでようやく終了となった。

ちなみに、このクールは時々短いスパンで複数回繰り返されることもある。

もちろん、こんな調子なので（いつもの事だけど）、ストレス耐性低めの今日の俺とするとこの会議の終了後にはこんな状態。

「頭が痛いよ、兄さん」（by武田真治『NIGHT HEAD』より）

俺の頭は割れんばかりのMAX頭痛。マジ激痛。俺悲痛。

という感じだったので、近所の薬局へ立ち寄る。

ホントは、ダッシュで薬局まで走りたかったけど、あまりの頭痛で振動が頭に響きそうだったので、早歩きで向かった。

そして久々に手に取る『ロキソニンｓ』。

久々に薬局で市販のロキソニンを買ったんだけど、なぜか購入時に、名前と電話番号を書かされた。

「これ何で書くんですか？」と聞くと、

「薬飲んで何かあった場合に誰が購入したか連絡がつくように」というような回答をもらった。正直よくわからんかったけど、あまりの頭痛で早く薬を飲みたかったのでさっさと記入して走るようにお店を去った。

これ、今考えると律義に記入する必要なかったのかも。

まあ、基本的に誰からも電話かかってこないから特に困らないけど。

お店から出るなり、さっき買ったロキソニンｓを同じくさっき買ったポカリスエットイオンウォーターで一気に流し込む。

「よっしゃー！頭痛治ったー！」（※そんなにすぐ効きません）

しばらく経つと、軽く強烈な頭痛くらいまでは治まったので、そのまま終業後まで頭痛を忘れたふりしながらなんとか乗り切る。

いやー、マジで切羽詰まった日じゃなくてよかった。心からそう思う。

そして、大事をとって真っすぐ帰路についた。

ところが、だんだん家に近づくにしたがって、頭痛が緩和されてくるではないか！

これ、マジで本物のストレスだったんだなという事に驚きを覚える。

メンタルが体にダイレクトに影響を及ぼす様を、久々に強烈に体感した。

そして、自分のストレス耐性の低さにもあらためて驚きつつ、

自分の体がこんなにも正直になってしまっているという事にも驚きを感じた。

このブログを書いている今は、ほとんど頭痛が引いている。

頭痛がするからジムに寄らず帰ってきたんだけど、これだったら今日もジムに行けたんじゃないかな…。

あの頭痛は何だったんだろうと考えると、なんとなく切なくなって、とりあえず八つ当たり気味に、腹筋ローラーでお腹だけでも追い込んでみた。そんな月曜の夜。

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