シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

バンカラ?硬派?喧嘩するなら大義が無いとね

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3連休明けの会社。

いつも通り、社内の誰よりも早く出社した。

いつも通りのルーティンを行って、

いつものように業務開始時間までの時間で戦闘態勢を整える。

 

そのつもりだった。

 

だけど、出社と同時に目にしたのは、

机の上に置かれていた『トラブル発生』を告げる連絡用のメモ。

「続きはwebで」と言わんばかりに、詳細はメールを確認して欲しい旨の記載。

 

ルーティンを行うまでもなく、通常をはるかに超える緊急事態用の戦闘態勢が整った。

 

休みボケを一気に吹っ飛ばしてくれたという意味ではとてもありがたい。

しかし、連休明けにいきなりのこの状態は想定していなかった。

まあ、特命係長としては油断していたという事になるのか。

あるまじき気のゆるみを反省した。

いや、それは嘘だ。

反省はしていない。

 

「マジ勘弁してくれ」

切実にそう思っただけだ。

 

メールで詳細を確認し、今後の対応策を練り、対応策を進める為に何をどう手配すれば良いのかを考えたところで、いつのまにか始業の合図だ。

 

そんな一日のスタートから、あっという間に終業時間を迎えた。

 

終業時間になって、全員が退社する段になり、帰り支度をしていた年配の社員が何の前置きも無く突然話しかけてきた。

 

年配社員:「〇〇〇ってどういう事ですか?」

シオタ:「〇〇〇?何ですかそれ?」

 

いきなり話を振られ、よくわからない単語を投げ掛けられ、意味が分からなかったで聞き返したのだ。

それに対して、年配社員が再び同じ質問を繰り返した。その時に、手元にある紙を指さしながら。

 

その紙をよく見ると、先日俺が全社員向けに発信をした『顧客対応時マニュアル』に記載した文言を指している。その紙を見て思い出した。確かにマニュアルに俺が書いた文言だ。

 

シオタ:「あー、それはそのまま〇〇〇って意味ですよ」

年配社員:「〇〇〇って言う言葉は、△△△って事ですけどどういう事ですか?」

 

なんだか喰ってかかるような物の言い方だ。

これはあれだな。

このマニュアルを作成して発行した俺に対する異議申し立てっていう事かな。

それならしっかり話をしなければ。

 

シオタ:「そのままの意味です。〇〇〇は、その前の言葉にかかっているんです」

年配社員:「その前の言葉にかかってる?それよりもっと前の言葉にかかってるんじゃ?」

シオタ:「違います。前の言葉の◇◇◇にかかってるんです。なのでそのままの意味です。我々はお店の店員としてこういう心構えで顧客対応しなければいけないという会社の方針を表してるだけです。それ以上の事は店員に要求していないんです」

年配社員:「そうですか。我々、一介の店員にすぎないですからね」

シオタ:「ウチの店員じゃなければやるところもあるかもしれないですけど、ウチはこういう方針なんで。その心構えを改めて記載しただけです」

年配社員:「わかりましたー。お疲れ様でしたー」

 

事の顛末を記載するとこんな感じだ。

但し、記載されていない部分を補足すると、

俺は、このやり取りの時に、内心相当怒り心頭だった。

ただ、年配社員の方はかなり年上でずっとずっと先輩でもあるので感情は一切出さずに丁寧に対応しようとこころがけたのだ。だから、話した言葉は通常運転のテンションだった。

だけど、このやり取りを傍で聞いていた後輩Mさん曰く、「語気が強かった」との事だ。時々目撃されてしまう、必死で怒りを出さないように抑えてる時の話し方そのものだったらしい。

どこからそう感じたのか聞いたら、

「こういう時は、声がとてもよく通るようになるから」

という事だった。

 

俺は全く自覚が無かったけど、初めて知れた自分の特徴だ。

なるほど、声が良く通るようになるのか。

って、それは自分ではコントロールできない系の内容じゃないか。

でも、確かに、今日のこの一件は、久々に強い怒りを感じた。

何しろ、『顧客対応時マニュアル』は、なぜ作成したのか、なぜ共有する必要があるのか、なぜ内容に書いてある事が大切なのか等については、かなり詳細に記してあるのだ。

その内容について、当然社内の承認も取っていれば、全社員への説明補足も行っている。

なのに、

限りなくイチャモンレベルの質問を、わざわざ帰りがけに、俺だけに話をしてきた。

業務の中の疑問を解決する姿勢ではない。

 

明らかに、この内容が気に入らない年配社員が、

明らかに、この俺シオタに喧嘩を売ってきたのだ。

 

ホントに危うく「お買取りいたしまーす」と言いそうになってしまうところだった。

いや、そうした方が良かったのかもしれない。

そうしたら、喧嘩を売る時の作法について教えてあげる事ができたかもしれない。

喧嘩を売る時の作法。

それは、「喧嘩を売る時は損得勘定は忘れて、売ったら一歩も下がらず、買ってもらうまで売り続ける」という事だ。

売る側が、売った時から喧嘩はもう始まっているのだ。

「そんなつもりじゃなかったんだ」

もし、そんな事を言う可能性を少しでも残してあったり、残したいと思ってるとしたら、

その時は、喧嘩を売る資格を備えていないので、早急にこの市場からは出ていった方が良いと思う。

 

かくいう俺は、

「心穏やかに過ごしていきたい」

これだけが細やかな希望なのです。