シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

最後にちょっと隠し味

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祝日の月曜日、今日も仕事は休みだ。

 

そんな今日は久々に家族でランチに行った。

よく行くパスタ屋さんだ。

 

ここのパスタは美味い。

俺は、基本的に味の違いが分からない男だ。

好きな食べ物、例えばカレーライスもラーメンも結構何でも「美味い」と思う。

そして、ご多分に漏れず、ここのパスタも美味いと思っている。

 

だから通っているというわけではない。

もちろんそれも理由だ。

いつ行ってもハズレが無いと分かっているのは俺にとっては行くお店を選ぶうえでかなり大きな理由だ。

 

だけど、この店はそれだけじゃなく、店員さんの接客が気持ち良いのだ。

笑顔で、元気良くて、明るい雰囲気。

書いてみるとこんな当たり前の事かよ、そう自分で思っちゃうほど当たり前の事だ。

だけど、これをこの店で実現するのはかなり大変なはずなのだ。

 

なぜなら、このお店、ホールと厨房を合わせるとかなりの大人数が働いているのだ。

そうなのだ。この店、実は、大人気店なのだ。

ランチタイムには、文字通りひっきりなしにお客さんが入ってくる。

世間のお昼時の12時に合わせて来店しようものなら、そこから軽く30分以上は待たなければならない。運が良ければ30分で席に着けるくらいだろうか。とにかく地元で人気のお店なのだ。

 

そんな人気のお店なので、当然、店員さんたちの忙しさたるや文字通り目が回る程だと容易に想像がつくのだけれど、誰一人として苛立ちながら仕事をしている様子の店員さんがいないのだ。みんな笑顔で、元気良くて、明るい。そして、何より親切なのだ。

 

この店も飲食店なので、飲食業界特有の大変さは想像に難くない。

だけど、これだけの人数を同時にシフトに入れているという取り組みを見れば、ここの経営者が「人件費を浮かせる事で利益を出そう」なんていうクソみたいな事を考えていないのが明白だ。

それによって、とんでもない負担を誰かが背負ってカバーしなければいけないという理不尽なバランスが存在しない。

その為に、どれだけ忙しくても店員が笑顔で、元気よく、明るく仕事ができる。

だからこそ、俺みたいなヤツでも「この店良いよね」と思って何度も足を運ぶ客がつく。

そして、他の同業態の飲食店には真似できないようなぶっちぎりの人気を欲しいままにしている。つまり、高利益を確保できている。

そんな仕組みが回っているのがよく分かるのだ。

 

真の意味で、とても効率的で生産性が高い。

それがスタッフの仕事ぶりからハッキリ伝わってくる。

そして、その店をスタッフ自身が好きで、その店を気に入ってる客が来る。

それもこの店を気に入っている理由の一つだ。

 

食べる物が美味い。

店員さんが素敵。

接客が気持ち良い。

etc

 

どれかだけでも良いかもしれないけど、たぶんどれかだけじゃ成り立たないし、どれかが欠けても成り立たないし、狙ってこれができるのはやっぱりマネジメントの手腕無くしては成り立たないんだよなきっと。

 

そして、これこそが“味の決め手”なのかもしれない。

 

一つ問題があるとすれば、俺の舌ではそのお店のメニューの味に対して正当な評価ができていないような気がするというとこだけだな。

 

俺は美味いと思っているのです。本当に。

そう言いながら“マリーシャープス”をたくさんかけてしまうのは、クセなんです。多分