シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

また保存されてなかったなんて


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二日酔いのダメージがひどい。

体の芯から力が抜けてくような感覚があるし、体温調節がうまくできない。そして何より気持ちが悪い。16時間ほど固形物を口にすることできなかった。二日酔いになって一番大変なのは、二日酔いの日の出来事のほとんど全てが“嫌な記憶”としての要素が加算されることなのだ。

例えば、どんなに楽しいはずの場所に行っても、「気持ち悪さを制御しながら」が、必ず必要になってくるので、「楽しい」という事だけを全身全霊で享受する事ができない。
どんなに美味しいものが目の前にあっても、どれだけ待ちに待ったイベントの最中だとしても、どれだけ特別な一日だとしても、どれだけ嬉しい事があったとしても、どれだけ大切な時間だったとしても。

これらの事を全て台無しにしてしまうだけのダメージが、二日酔いにはあるのだ。お酒を飲みすぎたことによって起きるのだ。

問題は、お酒を飲みすぎてしまう事にある。だとすれば、飲みすぎなければ良い。ただそれだけのはずなのに、お酒を飲んでしまうと、ほどほどで止めるという事ができない。いや、正確には、楽しい相手と飲んでると飲みすぎてしまうのだ。楽しくて、飲んでるうちに気が付いたら翌日まで記憶が飛んでいるのだ。だから、楽しい相手と飲んでる場合には、時間で強制的に終了した時だけ、記憶が残っている状態になる。つまり、誰かとお酒を飲んで記憶が無くならない時というのは、記憶が無くなるまで飲むような状況では無いという時だけなのだ。
と、色々書いてみたけど、結局、俺が二日酔いにならずに済む為には、「アルコールを摂取しない」という方法しかないのだ。アルコールを摂取しなければ、絶対に二日酔いにならないので、100%防げるのだ。

これによって、俺が様々な機会を損失することも無くなる。
これまでの人生の中で、一体どれだけの時間を失ったのか。その失った時間の中だけに存在してる俺の記憶と、その時の行動によって失った物やお金や信頼はどれだけなのか。もはや失ってるので、俺には計算することもできないけれど、これからはアルコール摂取を極力まで減らすことによって、これらの喪失を防ぐ事ができる。

お酒を飲んだ事で、自分を責めたり自分に落胆する事はこれまでにたくさんあった。でも、お酒を飲まなかった事で、「あの時飲んでおけば良かった…」と後悔した事はこれまでの人生で一度もない。

これに気付いた俺よ、すごいぜ!

ただ、この気付きには親近感というか既視感があるような気がするんだけどなあ。それも、しょっちゅう遭遇してるような感覚はあるんだけど。でも、これに気付いた記憶は、俺の頭の中を幾ら探しても見つから無いんだよなあ。何でだろう。わからない。