シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

きっとそうなっていくはずのこれから

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「これまで」と「これから」。

 

これまでずっと当たり前だとされてきたモノ。

だけど、これは、これまでの当たり前だ。

これからは、これまで誰も見向きもしなかったモノが、当たり前になる。

そんな時代になるだろう。

 

当たり前過ぎて、誰も疑いもせず、ともすればこの世界で影響力を持った人たちが率先して唱えていた事。もちろん、そういう人たちが唱えるずっと以前からこの社会では「それ」が当たり前だとされてきた。老若男女、どの世代のどのポジションにいる人もみんなそう考えるのが当たり前だった。そんな時代が、もうずっと続いてきた。

だけど、これからは「それ」が通用しない時代になるだろう。

間違いなくそうなる。

 

これまで“至上の価値”と目されてきた「それ」。

いわゆる「経済的成功」というある種のドライな価値観が特に注目され、それを至上の価値として誰もが目指していた世界だった。これは、まだ過去形で表現するには時期尚早だとは思うけど、願望も込めて過去形で書いておきたい。

そんな「経済的成功」を自分と自分の身内が享受する事だけを目指し、ひたすらに尽力してきた人たちが、他人より抜きんでてその「経済的成功」を手に入れるという価値観。

良いとか悪いとかを論じる話ではなく、ただ純粋に、そういう価値観や生き方をしている人達がとてもたくさんいた。いや、今現在もたくさんいる。

そういう、これまでの「それ」は、繰り返しになるが、もう通用しない時代になる。

 

結構前から、多くの知識人達がこぞって言っている「人の感情」にフォーカスする時代になりつつあるのだ。「想い」とか「気持ち」とか「心」とか「つながり」とか、そんな呼ばれ方をされたりもするもの。

そういう、なんというか、ドライではなく温度感のあるモノを大切にして、そこにアプローチしていくようなモノ・コトが注目されつつある世の中になってきているのだ。

 

当然、会社経営もそうなってくる。

元法政大学教授の坂本光司先生が書いた、『日本で一番大切にしたい会社』という本がある。坂本先生の著作によると、業績の良い会社は例外なく社員満足度が高いという研究結果が出ているのだ。

これは、まさに「人の感情」にフォーカスした話なのだ。

会社の経営という、この世の中で最もビジネスライクな、というよりその言葉通りまさに“ビジネス”が行われているど真ん中んの現場で、この世界で最もドライで無ければいけないようなイメージが付きまとうその場で、ビジネスの実績を叩き出す為に最も必要なモノは「人の感情」という事なのだ。これは、つまり会社の経営というものは「常に、社員の幸せの為に行われる事が最も重要であり、その先に、会社の業績向上が“おまけのように”ついてくる」という事が、研究の結果として証明されているという事なのだ。

 

未曽有の少子高齢化社会に突入しているこの日本では、現在、空前の「売り手市場」となっている。求職者や新卒学生からしたら、まさに選びたい放題のこの状況で、なんとか自分が経営する会社を選んでもらう為に採用担当や経営者が奔走しているのが今の採用状況だ。そんな時に、さまざまなアイデアや派手な取り組みをして他社と差別化をはかろうとしている企業がたくさんある。

だけど、そんな突飛な事をしている企業を見る度に思うのは、

「何で、社員の幸せの為に全力で取り組まないんだろう?」という感想だ。

 

いつの世だって、人は、表面的な態度や取組みからは、その奥にある“本当の感情”にはいつか気づくんだ。いくらどれだけ取り繕っていたとしても、そんなのは子供にだっていつかバレる。そんなの、ちょっと考えれば誰だって分かりそうなもんだけど、当事者はそういう事にはならないらしい。

 

一番大事なのは、『愛情』なんじゃないんだろうか。

『愛情』が感じられれば、『愛情』で応える。

これは、いつの世も変わらない。

相手から精いっぱいの『愛情』を向けられたら、自分の精いっぱいの『愛情』で応える。

 

まずは自分から『愛』を向けてみる。

それに対して何かが帰ってくるかどうかは置いといて。

まずは『愛』を向けてみるのだ。

 

そうすると、回りまわって、そのうち自分にも返ってくるのだ。

そう信じられる人たちは、すでにその結果を出しているんだから。

 

俺たちは、そうやっていこうと思います。

それじゃあ、あっちで待ってますね。