その凶なる水、大層口あたり良くいと飲みやすし

二日酔いから始まった令和の初日。

いつまで経っても、後悔は先に立たないけど、昨日の楽しい時間については後悔はしていない。後悔しているとしたら、楽しさにかまけて合間にチェイサーを挟まなかった事だけだ。つまり、調子に乗ってアルコールを摂取しすぎた事について後悔している。

とは言え、理性はふんだんに発揮されていたようで、とにかく9%のいわゆるストロング系だけは避けてきたのだ。
その結果、俺の二日酔いはそれほど大したことはなく、朝ごはんが食べられなかった程度で済んだ。
ところが、一緒に飲んでいた友人は、朝ごはんも昼ごはんも食べられず、挙げ句、途中でダウンして仮眠をしてから夕方頃に家路についていった。

「これがストロングの威力なのか…恐るべし」

かなり前に、ストロングで相当痛い目に遭ってからは、ストロングをずっと避けて通っているが、今後もお酒を飲む機会が時々あったとしてもストロングは口にしないのがどうやら自己防衛としては正しそうだと友人の惨劇を目の当たりにしてあらためて思った。

安く、速く、強く、酩酊する為に産まれた凶悪なる悪魔の液体『ストロングゼロ』。

決して口にしない事をここに誓う。