ストップ!そこまでだよ
実績って何だ?
良く使われるこの言葉の意味が分からなくなったので辞書で調べたらこう書いてあった。
「実績=実際に現れた功績、または成績」
この実績という言葉を最近よく耳にする。場面としては、俺達の会社について語られる時だ。
「まだ実績が無いからね」という風に。
この場合に言われている実績というのは恐らく、ウチのサービスを使いたいという人と契約をしてたかどうかという意味合いなんだと思う。と言うか、それ以外の意味で解釈する事ができないのだ。
俺達が提供するサービス内容はこの世界に同じものが存在しないものだ。これは実際に確認がとれている。
なので、俺達のサービス内容について、他人が「実績」と口にする場合には契約=対価としてのお金が発生したかどうかについてしか論じる事ができないはずなのだ。サービス内容は産み出した俺達が説明している事がこの世界に存在している全てだから。俺達以外にこのサービス内容の効果について実証できる者は存在していないのだ。
つまり、このサービスの実績を俺達以外の人が論じるとしたら、契約締結についてしか論じる事ができないという事なのだ。
確かに現状ではまだ契約は取れていないので、そういう意味での実績はまだ無い。でも、それ以外の実績はもう既にあるのだ。
何の事かって?
それは、新規のサービスを創り出した事と、過去に体験した事象を研究した結果から、新しい概念と理論を構築した事だ。
これが俺達の実績だ。
契約締結だけを実績と捉えるなら、この世の中の実績は『お金の総量』だけという事になってしまう。だけど、現実はそうじゃない。辞書にも「実際に現れた功績、または成績」と書いてある。つまり、お金の話では無いという事だ。もちろん、「企業なんだから、売上が実績に決まってるだろう」という見方があるというのも分かるけど、「それだけじゃないよね」というのも実際には誰でも分かる話だと思う。
だから俺は認めない。今の俺達について「実績が無いから」という事を振りかざして優位に立とうとする奴らを。
「実績はもうあるよね」
まずはそこから話を始めてくれる人だけが、俺達の味方なんだと俺は思っている。そうじゃなければ、いくら口で何を言おうと、「お金が全てだ」という価値観を無自覚に持って生きている人なんだろう。そして、他人のやってきた事をその無自覚の価値観だけで判断する人なんだろう。
そんな人達には、ニコニコしながら、心の中で100万発のレバーブローを喰らわせてやるのだ。
もう黙って、そこで寝てなさい。