シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

温故知新ネオスタンダード


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祝日にも関わらず、国の慶事には全く関係なく休日を過ごした。

朝寝坊して起きた後に、ウダウダしながら最寄りのイオンに家族で出掛ける。いわゆる、ありふれた休みの日の過ごし方。イオンに行けば、子どもはアイスクリームを食べたがるし、おもちゃが欲しいと言いはじめる。そんなありふれた休みの日。同じような感じなのかどうかは分からないけど、家族で来ている人達が多いのが休日のイオンの特長だ。駐車場はもちろん車で溢れている。

俺がすんでいるようや地方には必ずと言っていいほど存在するイオン。特に家族連れには、ちょっとしたレジャースポットのようなイメージすらある。ROUND1が、遊びに特化したレジャースポットなら、イオンは、フラフラ歩く事をレジャーに変えたスポットなのかもしれない。そんな事を思ったのだ。

そんな日中を過ごして、夕方は近所のお店にご飯を食べに行った。そこの売りは海鮮という事なので、楽しみにしていったのだ。最初は飲むつもりはなかったけど、席についてメニューを見てたら、とても自然な流れで瓶ビールを頼んでいた。「瓶ビールお願いします」。これは、特に意図しないまま自然に出た発言だった。

到着したビールを、自分で注いで自分で飲む。そうしたら、驚いた。この動作が、とても心地よいのだ。こんなことに、今更ながらに気がついたのだ。

いつもだったら、ビールを飲むときは大抵がジョッキだった。ジョッキで飲むと、ついついゴクゴクと飲み進めてしまう。飲み口が大きいからなのか、それこそ必要以上に飲んでしまう事がよくある。瓶ビールの時は、誰かが「どうぞ」とか言いながら注いでくれて、それに呼応するかのようにこちらも注ぎ返す。その後はグラスの減り具合を気にしながらビールを注ぎ合う。で、注がれたら口をつける。あの感じが、なんとも言えず、居心地が悪いのだ。それが例え家族や仲の良い友達であっても。
ビールを、自分のタイミングで注いで飲み進める。チビチビでもゴクゴクでも自分のペースで。その自由な感じが、とても心地良かったのだ。全部自分でコントロールして飲む手酌酒はとても良い。この歳にしてようやくそんなことが分かったし、瓶ビールの良さが理解できた気がするのだ。おかげでなんだか酔い具合もすごくちょうど良い感じだった。

ビールを飲むなら、瓶ビール。しかも手酌で。

そんな、自分の中の『気持ちの良いところ』がまた一つ増えた一日だった。