シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

風呂とサウナでかくのは汗かそれとも恥か


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マナーを守る事についてどう考えているのか?マナーを守らない事についてどう考えているのか?聞いてみたいと常々思うのだ。

オープンしてから1~2年のスーパー銭湯が実家の近くにある。去年辺りから、実家に帰省したらそこに行くのがマイブームになっている。そして、今回もそこに行ってきた。

時間帯なのか連休中日だからなのか、ともかくとても混んでいた。どのくらいかというと、幾つもある様々な種類のどのお風呂にも満遍なく人が入っていて、サウナは常に8割程度は人がいる状態だ。で、そんな状態だと、いつも遭遇するタイプの人種がとても増えるのだ。

それは、『マナーを頑なに守らない人々』だ。この人たちは、ただ守らないだけではない。頑なに守らないのだ。なぜそれが分かるかと言うと話は簡単だ。スーパー銭湯やそれに類似するような施設を利用することに慣れていない人は多かれ少なかれマナーを守らない事はある。俺も記憶があるし、多くの人がそうだった可能性もあるが、ああいう施設は使いなれるまでよくわからない事があったりするのだ。それが顕著にあらわれているのが“子ども”だ。子どもたちは当たり前だけどそのほとんどが一人では来ない。親と一緒だ。だけど、親が付きっきりで面倒を見ているというのも!よっぽど小さい子どもならいざしらず、自分で体を洗ったり自分の意思でお風呂に浸かったりできる年齢の子どもであればその多くが自由に施設を利用している。だけど、子どもは往々にしてマナー違反をしている事が多い。そもそも掲示してある注意書を読めない可能性もあるし、仮に読めるんだとしても読んでいない場合がほとんどだろう。だから仕方ない。なにしろ、子どもだから。一緒に来ている親に教えてもらうのが良いだろう。

だけど、大人はそんなわけにはいかない。施設の利用に慣れていないなら掲示されている注意書を読むのは当たり前だし、読んだのであれば守るのは当たり前だし、そもそも子どもみたいにはしゃぎすぎて読んだけど注意書の内容が頭から即座に飛んでしまうなんて事は許されない。さらに言うまでもないが、施設の利用に慣れているのであれば“まともな人”であればマナーは守るのが当たり前だ。ちなみに、俺が最近よく行くこの手の施設は外国語表記の注意書もあったりするのでマナー違反をするのが日本語の読めない外国人であるかどうかは問題ではない。

これらの状況から見えてくるのは、つまり、“敢えて”マナーを頑なに守らない人たちであるという事だ。

例えば、脱衣場を全身水浸しのまま歩いて自分のロッカーへ向かう人、サウナの中に全身水浸しのまま入ってくる人、水風呂の中にサウナでかいた汗まみれのまま浸かる人、サウナから出てきてすぐに水風呂に頭まで潜る人、水風呂の水が流れ出てくるところで頭と顔をバシャバシャする人、混んでるサウナで場所を譲らずあぐらをかいて座ってる人、サウナのドアを開けっぱなしで中の様子を窺って座る場所や友達を探す人、サウナの中で自分の汗にまみれてビタビタになってるタオル絞って出てきた液体をサウナの床に撒き散らす人etc 。
ちょっと思い出しただけでもこれだけの事をしでかす人たちが一人二人ではなく、年齢に関わらず、風体に関わらず、何人もいたのだ。ちなみに、単なる事実として書いておくと、その辺りの地域は何かの団体が調査している『街の人気度ランキング』的なモノでかなり上位に入っていたこともある今でもかなり人気の高い街なのだ。そして、その銭湯の値段も相場よりは高めに設定されている。施設が新しいからか、天然温泉だからなのかは分からない。だけど、そういう街にあるそういう施設だからよくある「住民の民度が~」というその土地やその施設に限定した見方は当てはまらないだろう。

何が理由で『マナーを頑なに守らない人』が出来上がるのかは俺には分からない。だけど、一つ分かるのは、あの人たちは自分の快適さのみを追求しているという事だ。自分の快適さが守られるのならその他の事は考えない。自分の快適さを守るためには他人になんて思われても構わない。自分の快適さを実現するためであれば品性も美学も格式もどうでも良い。自分が支払った幾らかの金額に見合っているかそれを上回るだけの快適さを得るためなら何でもする。そういう価値観と世界観の中で生きているんだと言うことだけは、はたから見ていて分かるのだ。

怖いのは、こういう人達が普段は、一般人としてこの世界で普通に暮らしているという事だ。そして、そういう人達が段々と増えているのを街中で日々実感させられるのだ。

いつか自分が、知らないうちにいつの間にかに、あんな人たちの仲間入りをしてしまっているんじないか。そんな事を考えると、なんだか分からないけど、鳥肌が立ってしまった。そんな、三連休の中日のスーパー銭湯での出来事だ。