エブリシング イズ パラドックス
今日の気づき。
そこに存在していながらも、自分の存在を証明するのは、自分自身が存在しているという事実ではなく、自分の身の回りの物事に担保してもらう人達。
例えば、流行りのファッション、流行りのスイーツ、流行りのアイテム、流行りのグッズ、流行りの雑誌、流行りの音楽、流行りの飲み物、流行りのカフェetc
誰かが『どうぞ好きなモノを選んで下さい』と配置してくれた中から、まるで、自分の意志で選び出したかのように思い、手にしたそれらの物事を自分の身の回りに置いて、囲まれ、それらが投影する『自分』というビジョンを、あたかもプロジェクションマッピングかのように、インターネットの世界に映し出す。
そして、それに付く称賛や賛同の声。
それを受ける事で、更に輝きを増すかのように感じられる自分のビジョンこそが、彼らの思い描く理想の自分。
そこには『時間』も『空間』も『実感』も『知恵』も無い。
あるのは、『情報』だけ。
あるのは、『切り取った瞬間』だけ。
そして、その『切り取った瞬間』から判断される『事実』によって生み出される『彼らの現実』。
そこにいながらにして、そこには存在しない彼らのパラドックス。