シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

いわゆる一つのですね、熱く燃え滾る日々なんですね

f:id:shiotapathos:20190105224448j:plain

 

「オヤジの青春」

 

さっき、テレビを観てたら長嶋一茂がそんな事を言っていた。

 

テレビでは、長嶋一茂が子どもの頃から夢見ていた“極真空手の世界大会を目指す”という趣旨の番組が流れていた。

今日は、その前段階として、関東大会に出場した彼の活躍を追うという半ドキュメンタリーのような構成だ。

 

俺はこれまでの人生で、長嶋一茂に興味を持った事はほとんどない。

彼について知っているのは、あの“長嶋茂雄の息子”だという事、大学野球のスター選手だった事、プロ野球選手だった事、プロ野球を引退してから極真空手を始めたという事、それ位だ。

 

そんな、長嶋一茂についてど素人である俺がなんでこの番組を観ていたのかと言えば、格闘技全般が好きだからだ。こういう番組がやっているとつい見てしまうのだ。

この番組に限らず、芸能人が格闘技に挑戦する類の番組はつい見てしまう。

なぜなら、“芸能人が”の部分に惹かれるのではなく、芸能人が格闘技をやる事で“格闘技”の注目度が上がるからだ。格闘技の注目度が上がれば、格闘技の面白さに惹かれる人が増えるかもしれないし、格闘技ファン以外の人と格闘技についての話ができる可能性が増えるかもしれないからだ。「そうしたらどうなるのか?」と言えば、俺は嬉しいし楽しい。

 

話を長嶋一茂に戻すと、結果、トーナメントを3試合勝って彼は優勝した。

関東大会優勝だ。

極真空手について俺は全く知識が無いので詳しい事は分からないけど、これは結構すごい事なんじゃないだろうか。出場していたのは『壮年の部50歳以上・80kg以上』というカテゴリーだったけど、とにもかくにも、芸能人として多忙を極める(?)中で、空手の練習をして、大会に出る為の準備をして、実際に出場して、更に3試合勝って優勝する。

これは、芸能人じゃなくてもなかなかできる事じゃない。

 

テレビ番組なので、もちろん長嶋一茂がこの大会に向けてどれだけ練習をしてきたのか、どれだけの想いを持ってこの日を迎えたのか、そういう部分は感情移入できるように作られていた。だから単純に、優勝してスゴイ!それだけでも十分なのかもしれない。

だけど、3試合やってきたそれぞれの対戦相手の選手達にも当然、彼に負けない位の想いがあったはずだ。

番組の中では対戦相手の人達の練習風景も放送されてたりしたので、それなりにスポットは当たっていたが、そこには映っていない部分の、周囲の協力とか、この日を迎える為の陰ながらの努力とか、長嶋一茂に負けない位の想いに溢れた日々があったんじゃないかなと想像される。

 

そんな、50歳以上のオジサン達による熱い戦いは彼の優勝という番組としては最高の形で終わった。

その最後に彼が行ったのが冒頭の言葉だ。

 

青春。

この言葉には、各々色んな想いを持っていると思う。

ただ、今日の今日まで全くと言っていいほど興味を持った事が無かった、長嶋一茂さんが言ったこの言葉がとてもカッコよかったなあと思ったのだ。

 

誰かにとって、いつどのタイミングが青春なのか。

それは、その人だけが決めれば良い。

 

「オヤジの青春」

この言葉を言ってる彼はすげーカッコよかった。

 

正真正銘のオッサンである俺も、

いつでも「今が青春」そうありたいと思った。