自由を手に入れた代償は大きかったのかもしれない
今日は、一人で東京都内に遊びに行った。
俺が住んでいる某地方都市からは東京に出るまでに結構時間がかかるのだ。
とは言え、日帰りで行き来できる距離と時間なのはひとまずありがたい。
普段からよっぽどの用事が無い限り東京まで遊びにでかける事はないけど、今日は久々の個人的な用事だったのでなんというか仕事や誰かと一緒に出掛けるモードではなく、完全に一人行動用のモードに切り替わっていたようだった。
まず、慌てない。
ちょっと先の駅のホームに、走れば間に合いそうなタイミングで電車が来ても、「まあ次の電車で行けばいいか」と考える。目的地には予定よりも早めに着く予定なので急ぐ理由が無い。
そして、自由時間が多い。
電車移動の時間が長いけど、誰の様子も気にしないで電車の中では本を読みたい時に読み、寝たい時に寝る。携帯でアラームをかけているので心配ない。仮に寝過ごしても時間には余裕があるので問題ない。
さらに、食事の選択が自由。
お昼に『てんや』に入った。かなり前から時々思い出しては「食べたいな」と思っていた『てんや』。今日の目的地である駅前で見かけた瞬間、どうしても食べたくなったのだ。一人だから店が混んでいても大体座れるし、何しろ朝ご飯を食べてから4時間程しか経っていなかったけど、もはやそんな事は些末な問題だ。この『てんや』欲を満たすにはてんやの天丼を食べる必要がある。だから、入るしか無かったし、食べるしか無かったのだ。
最後に、行動が制限されない。
俺はトイレが近い。当たり前だけど、水分をたくさん摂取すれば更に近くなる。そして、てんやではたくさんお茶を飲んだ。てんやの天丼は味が濃い目なので喉が渇くのだ。更に、みそ汁もしょっぱめだった。たくさん水分摂取をした俺の体内は塩分濃度が調節されていたはずだ。だが、水分摂取量が多ければ体外に排出する為に膀胱の動きが活発になる。結果、トイレがかなり近かった。だけど、一人での行動なので、これも自由に行けるのだ。
という事で、かなり自由な一日を堪能してきたのだ。
そんな自由に何をしてきたのかって?
今日は、両国国技館にDDTというプロレス団体の22周年興行を観戦に行ってきたのだ。
大会の感想は書かない。
これを書き出すと、書きたい事がたくさん出てき過ぎてきっと文章量が膨大になり、それを書く時間も大量に必要になってしまう。だけど、今日はその時間が無い。そして、今日の大会の余韻に浸って反芻をする時間をゆっくりとりたいのだ。だから大会の感想は書かない。
ただ一つだけ言えるのは、
一人でのプロレス観戦は、上の一人行動での自由度とは引き換えに、試合後に己の感想を誰かと話し合う事ができないという最大の苦痛を味わう事になるのだ。
どっちがいいか、今後はよく考えた方がいいと思うぞ、俺よ。