シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

オレイズムDEバカサバイバー

 

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ONE championshipをAbemaTVで観戦した。

 

目当ては、青木真也の試合だ。

チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤンは、過去に飛び膝りでKO負けを喫した相手だ。その時は、青木がチャンピオンでフォラヤンが挑戦者。今回は、フォラヤンがチャンピオンで青木が挑戦者。そんな相手に、初の日本大会のメインイベントで挑戦するというこの状況。

結果は、1R2分34秒肩固めで、青木真也の一本勝ち。

そして、試合後の勝利者インタビューでの言葉。

 

「35歳になって、家庭壊して、独りぼっちで格闘技やって、どうだお前ら!羨ましいだろう!俺はこうやって明日もコツコツ生きていくんだ!」

 

彼が、今日のこの結果に至るまでの経緯の詳細について、俺はもちろん知らない。

だけど、彼について俺が知っているほんの少しの事を持って想像するだけで、とても一言では言い表せないような様々なモノが彼の上に圧し掛かってきたんじゃないかなと思うし、それを考えるだけで、とてつもなく大変な事がたくさんあるんじゃないかと感じられる。

そんな色んなモノがありながら、精力的に活動をしているのを色んな所で目にしてきた。格闘技の練習やトレーニングは当然として、色んな媒体でのインタビューもそうだろうし、トークイベントへの登壇やnoteをはじめとした様々な媒体での執筆活動や本の出版、そしてプロレス。それらも全てこなしたうえで、今日の結果だ。

 

彼の試合を観て、あらためて、『生きる』って事について考えさせられた。

 

時間は過ぎる。時間が過ぎれば過去になる。過去に起きた事は変わらない。だけど、今、この瞬間に望む結果が出せれば、過去は過去として文字通り過ぎ去っていくのだ。そして、最新の結果が全てを物語る事になる。望むモノを手に入れるために、やってみて、上手くいかなきゃ考えて修正して結果が出るように近づけていく。望んだ結果を手に入れるそのために、己の命を燃やして生きていく。そうやって命を燃やしているからこそ、こうやって生きている人は、輝いて見えるのだ。

 

35歳になって、家庭壊して、独りぼっちで格闘技やっている青木真也は楽しそうに見えた。

どんな状況にあろうと、自分で考えた言葉を放って、自分で選んだ事をやって、自分でその結果を受け止めて、楽しんで生きているその姿はカッコよかった。そうやって毎日コツコツ生きている姿は素敵だ。

 

でも、羨ましくはない。

なぜなら、俺もそうやって生きているから。

だけど、何かを彼から貰った気がしている。

なぜなら、彼の仕事ぶりを観て、更に気合を入れてやっていこうと思ったから。

 

明日から始まる新しい仕事。

ちょうどそのタイミングで、開催されたONE championshipの試合を観て、ブーストをかけられた気がしているのだ。

 

誰かの威光も看板も権威も何にも今は無いけれど、あらゆるモノを全て一から創っていく。

俺達が生きる俺達の道は、俺達が選んで俺達が切り開いて創るのだ。

 

 

特に行く予定は無かったけど、明日は本屋に行ってみようと思う。

青木真也の最新の著作『ストロング本能』が、今とても気になっている。