シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

いかがわしさもほどほどに

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花見をテーマにしたお祭りが隣町で開催されていたので行ってみた。

 

そこは、自治体主催のお祭りで、いわゆるテキ屋は出店していないお祭りだった。

お店を出しているのは、近隣の飲食店や移動販売車と商工会議所や地元の団体がほとんどで、俺が認識している『お祭り』というものとは別物な感じがした。

だけど、会場に来ている家族連れが想像以上にたくさんいて驚いた。

でも、会場を一周してみて分かったのは、家族連れをメインターゲットにしたお祭りだという事だ。

何しろ、子ども向けのアトラクション(?)がたくさんあった。

お祭りのプロがお祭り会場で商売としてやる、くじ引きや射的や型抜きなどの“あそびモノ”は1回当たりの料金が高い。子どもの親としては、1回数百円もするようなモノはそう何度もやらせてあげる事ができないのが正直なところだ。でも、それを解消するのが、商売目的ではない人達が実施している屋台だ。

自治体や団体が出展している屋台での“あそびモノ”は、1回当たりの料金が安い。昨日の会場で言えば、1回10円で様々な“あそびモノ”があった。

射的に輪投げにダーツなどなど、実に10店はあったのだ。しかも、終わった後には、例え輪投げが一個も入らなかったとしても、うまい棒等のお菓子を一個プレゼントしてくれるのだ。もちろん、高得点だとたくさんもらえるようだったけど、うちの子どもは全ての種目が下手すぎてどれも無得点だったみたいだけど、終わった後にお菓子がもらえるので、種目の結果が悪くても常に楽しんでいたようだった。また、対応してくれる人達も、うまくできな子どもに対しては、落ち込まないようになのか声掛けをたくさんしてくれたり、輪投げの時には一個も入らないウチの子に、「よし。これで練習終わったね」と言って、もう1セット投げさせてくれていた。

 

後で知ったんだけど、出店していたその団体は、子ども達を楽しませるという事を目的にして活動をしている人達だとう事だ。子連れの身としては、単純にお金がかからずに楽しませてもらった事に感謝だ。子どもは、あんなにたくさん遊ばせてもらったことで、帰り道も帰ってからも何度も「楽しかったね」と言っていた。それを聞いて、更に感謝の気持ちが高まった。

やっぱり、目的によって生み出せるモノは変わってくるんだなあというのが、このお祭りに行って感じた事だ。

 

もちろん、テキ屋がダメだとかそういう話ではなく、テキ屋にはテキ屋にしか生み出す事のできないテキ屋ならではの良さがあるというのは理解している。彼らがいるお祭り会場は、自治体主催のお祭りとは別の雰囲気が醸成されているのが体感できるのだ。何というか、会場内に漂う一種の“いかがわしさ“みたいなモノが漂っていて、それが生み出す興奮だったり熱だったり。あとは、やっぱり”いかがわしさ“を纏った人達の存在というか。そういうモノが重なって生まれるお祭りの熱狂は、昨日の自治体主催のお祭りには微塵も感じなかったのは事実だ。

 

それだからこその、家族連れの多さや小さい子どもが楽しめる空間なんだろうけど。

 

今、こんな事を書いてみて初めて気づいたけど、こんな風に“お祭り”についてモノを考えた事は一度も無かった気がする。

お祭りを運営する側の人達、つまり、働く人達の目的や感情に注目をして考えてみると、今までには見えなかった事が色々見えてきて面白い。

 

 

という、日曜日に参加したお祭りについて日曜日中に何か書こうと思っていたけど、まさに春というような暖かい陽気につい調子にのって薄着で歩いてたからなのか、体調を若干崩したみたいで、昨日は夜9時には寝てしまったので朝からブログを更新してみた。

合計9時間は寝たはずなのに、いまいち体調が優れない4月8日月曜日。

今週は、色々動く一週間。張り切って参ります。