シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

知性と教養と愛ある変り者


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今日は、仕事終わりにとあるトークショーを観に行った。

登壇者の方々はいわゆるタレントではない。ある業界では著名な方々ではあるけど、世間一般に名が知れているかと言えば、恐らく知らない人の方が圧倒的多数だろう。だけど、その方々の話は俺にとってとても面白かった。

俺の全く知らない世界の話が延々繰り広げられていたにも関わらず、途中途中でしっかり用語解説や補足説明を素人にも分かるような例えを使って簡単に説明してくれていたので、全く置いてけぼりにされる事なく、それでいて、とてもマニアックで会場内にいるそこそこのマニアの人たちですら一瞬置いてけぼりにされてしまうような話もありながら、最後まで登壇者の方々自身がとても楽しそうに話していて、観客も終始笑顔だったのがとても良かった。

とても専門的で学術的な難しい話も、語り手が頭の良い人だと、俺レベルの頭の人間にも非常に分かりやすく話をしてくれるのだ。よくいる頭が良さそうな素振りをする人だと、聞いてる人たちが混乱を来すような話し方をしてしまいがちだ。そうすると、せっかくの自分の愛に満たされたその世界観を誰も受け取ってはくれなくなってしまう、つまり、自爆している可能性が高い。これはかなりもったいない事だ。せっかくの内容が、誰にも伝わらず、自分だけが楽しいだけで終わってしまう。

そんな自体に陥らないために必要なのは、知性と教養と愛なんだなと、昨日のトークショーを観ていて感じたのだ。

独りよがりにならずに、自分の愛しているものについて話す。それによって周りに伝わって広がっていく。そんな流れがとても楽しくて気持ち良かった。