友達100人できるかななんて思った事あったかな?
今日は休日。家には俺一人。
こんな日はゆっくり友達に会いに行くのも良いだろう。思い浮かんだのはアイツとアイツだ。どっちもとある場所に行けば会えるとこに居てくれてるのがありがたい。
最初に会いに行ったのは、寡黙な友達だ。会いに行っても仏頂面で全然話は弾まない。だけど、アイツと会うと、いつも己の内面に向き合わされるし、自分について考える事が多いのだ。そして、何と言ってもストレスが明らかに減るのだ。
次に会いに行ったのは、逆に雄弁すぎるほど雄弁なアイツだ。とにかく様々な事を色々話してくれる。話題が多すぎていつもどの話にしようか迷う程だ。時には下らない話もたくさんするけど、アイツに会いに行くのはとても楽しい。
どっちのヤツも俺にとってはかけがえの無い友達だ。そして、俺にはアイツらしか友達がいないのだ。
そんな俺の友達は、もちろん人間じゃない。
友達1は、ジムだ。
あそこにある重りとマシーンは、俺を自分との闘いと対話に誘ってくれる。そして、体と心の健康をもたらしてくれる。
そして、友達2は、本屋だ。
いつもどの本にしようか迷うのが楽しい。今日も悩みに悩んだ挙げ句、ついうっかり3冊購入してしまった。
そんな友達と過ごした休日。
俺は、人間の友達がいない。
ジムと本屋があればそれでいいのだ。
他に行くとこもない。
淋しくなんてない。
全然。全く。これっぽっちも。