シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

世紀の舞台で伝説とモンスターが出会った(ウルルン調で)


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井上尚弥vs ノニト・ドネア

今日は、これ以外に書くことはない。何かが色々あったとしても、これしかない。

だけど、この試合について書くとしても、「とにかく凄い試合だった」
これしか言えることがないのだ。この試合を観た人であれば、これしか言えることが無いというのは理解してもらえると思う。解説席にいた、元世界チャンピオンの人達ですら、この試合のあまりの凄さに言葉を失って応援だけしている場面が何度もあった。その当時は、世界的な極強チャンピオンと認められていた人達でさえ舌を巻くほどのとてつもない試合だった。

試合の結果は、12Rフルに闘って井上の判定勝利。途中の裁定に色々言いたいことがあるかもしれないけど、結果的にこのフルラウンドの試合を観ることができて本当に良かった。一人のにわかボクシングファンとして、こんなに凄いフルラウンド判定の試合を観ることができて、まさに、世紀の一戦という冠に相応しい試合を観ることができて、この時に生きていて良かったなあと思ってしまうくらいに、楽しませてもらった。

12Rの間中ずっと、ただTVの前で観戦しているだけの人間が、目を離したら次の瞬間にはどちらかが倒れているかもしれない緊張感に包まれながら、一瞬の隙も無い状態で釘付けになっている。そんな観戦体験。これは、会場で観ていた人達はもっとだろうし、もちろん、比べることなんて到底できないけど、試合をしている当の選手達の心の中はどんなだったんだろうと想像の全く及ばない世界を、それでも全然分からないと思える位には想像してみて、そしてやっぱり分からない。そんな、素晴らしい体験ができた。

これまでにもTVでボクシングの試合をたくさん観戦してきて、こんな気持ちになれたのは、この試合だけだった。

この試合を観てしまうと、俺が今日仕事の中で抱いた「この勝負は俺の勝ちだ」という思いなんて、相手にもそれを見ているであろう世間にも何の思いもよぎらせる事が恐らくできていないであろう感じが漂っているので、まだまだ全然なんだなと思わされた。

こんな貴重な体験をさせてもらえた世紀の一戦、二人の偉大なチャンピオン、現在名実共に『最強』のモンスターに感謝で一杯だ。