シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

そこにいたのか伸び代よ!


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頭の切り替えがスムーズにできる方法を発見した。

頭の切り替えと言っても、感情に焦点を当てた話じゃない。頭の回転数の切り替え、と言うか、ギアチェンジの話なのかもしれない。

アチェンジがされると、頭の回転数が上がって思考のスピードが上がるし、理解力が高まる。だけど、頭の回転数が上がるかどうかは常に偶然任せだった。特に、それがよく起きるのは会社で仲間と話をしている時。それ以外の場面ではほとんど起きない。時々、とても面白い本を読んでいる時に起きる事はあるけど、そこまで面白い本もなかなか無い。と言うか、その状態にならば面白いと感じるであろう本を読んでいても、頭の回転数が上がらないとそう感じる事ができないので、もったいない状態のまま読み流している場合がほとんどだ。だから、
“そういうモード”になればそうなるし、ならなければそうならない。そんなもんだと思っていた。

だけど、昨日、その方法を一つだけ見つけた。

そんなに大した事じゃない。ただ、面白くて読みやすい本をまず読んで、頭の回転数が上がった後に、難しい本を読む。これによってギアチェンジが可能になったのだ。そして、難しい本を読む時にも、読むスピードを落とさない。ウォーミングアップと同じかそれよりも高い回転数で本番を走る事で、高いパフォーマンスを維持したままいける事が分かったのだ。これがなかなか具合が良かった。あんなに読みにくいと思っていた本も、今までと比べると明らかにスイスイと読み進められたのだ。難解で何度もつっかえながら読んでいると次第に意識が散漫になって、そのうち上の空になっていくのが難解な本を読んでいると陥りがちな状態だったけど、頭の回転数を上げた状態であればそうならない。

つまり、「本を読もう」と思って、休日のボンヤリ状態で本を開いても、その時手に取る本がいきなり難解な本だとすると、その時間は無駄になる事がよくあった。で、結局は途中で読むのを止めてしまう。だけど、ある程度面白くて且つ抽象的な内容が書かれていてリズムがあるような本。それを体感させてくれたのが、ちょうど昨日読んでいた対談形式の本『沈黙する知性』(内田樹×平川克美)だ。この本自体もとても面白い。だけどリズミカルにどんどん読めるし、次が気になるし、それでいて頭の回転数がグングン上がっていくのが自分で分かる。で、この後に今読まないといけないけど難解で(でも内容は面白いし先に進みたいけど)なかなか進まない課題図書を読んでみたら、これが今までに無いような感覚で進んでいくのだ。この体験はとても面白かったし、自分の特性をまた一つ発見できた自分にとっての良い体験ができた。

もちろん、出来ることなら、ウォーミングアップ無しで難解な本を楽しんで読み進められる脳ミソが欲しかった。でも、現実はそうじゃない。だけど、難解な本を楽しんで読み進められる方法はあった。これでまた、次の段階に進められそうだ。

歳をとっても、体の回復力は衰えても、自分について分かっていない事や認識していない特性がまだまだあるのだ。それはすなわち、まだまだ伸び代があるという事実なのだ。