シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

父さん!異変です!

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朝、いつも通りの目覚ましで起きたら、なんと、目が開かない。

 

何を言ってるかわからねーと思うが、俺も何が起きたのかわからなかった。

 

と、ついポルナレフ調になってしまうほどに驚いたのだが、目が開かなかったのだ。

物理的に目が開かなかったのだ。片目だけ。目ヤニで瞼が固くくっついてしまっていた。

 

 

遡る事、昨日の日曜日の事。

近所のTSUTAYAに出かけ、子どもが観る為のディズニー映画を借りたのだ。ついでに、俺が観る用のド三流アクションホラー映画(ゾンビ物)も借りたのだけど、そこから帰る道すがら車を運転しながら目に異変を感じた。

「なんか左目がゴロゴロする」と思って軽くこすってしまってから事態はまたたくまに悪化の一途を辿った。目を開けていると痛みですぐ閉じてしまい、目を閉じると目の中のゴロゴロ感が半端なくて、これまた目を閉じているのも苦痛。そして開けば痛み、閉じれば苦痛の地獄をしばらく味わった。

帰り道に立ち寄ったスーパーマーケットのトイレの水道で、左目をバシャバシャと洗い流しゴロゴロ感が取れたところで鏡を見ると、水びたしのオッサンの眼球にヒビでも入ったかのような線が見える。

「なんじゃこりゃ?」

まるで眼球がヒビ割れたかのような絵面にビビりながらも、瞬きをする度にその線が動く事を確認した。どうやら、目ヤニが眼球にへばりついていて、それが痛みと苦痛をもたらす原因だったようだ。水で洗った事で目ヤニが流れて痛みから解放されたようだった。その場で完全に洗い流したのでとりあえずことなきを得たのだった。

その後、家に帰り、『ものもらい・結膜炎用』という目薬を何度も使用して、寝て起きたら、冒頭の状態だった。

 

時々、目がとてつもなく痒くなる事がある。そういう時は、大抵、目をこすってしまうがウサギの目のように真っ赤になりはするが、ここまでひどくはならない。ここ10年以内でこんな状態になった事は1度あったかと記憶している程度だ。

だから、安心していた。

だから、油断していた。

ついうっかり、「いつもと同じだろう」と思ってしまっていた事が原因だ。

でも、よく考えたら、いや、よく考えなくても、目がこんなに痒くなるというのは異常事態なのだ。こすってもこすっても痒みがひかず、なんなら痛みが増して、目だけじゃなくて瞼も赤くなるくらいだ。そんな状態が“通常”のわけがない。少し考えればわかることだ。

 

だけど、そんな状態を「またいつものやつだ」と認識してしまった。

平時と非常時の区別を瞬時につけないと大変な事になりかねない。

今回は、たまたま事なきを得たが、タイミングが悪ければ取返しがつかない事態を招くかもしれない。

 

そんな事を思い知らされた朝だった。

 

目覚めたのに目が開かないというのも驚いたけど、今日一番驚いたのは、朝出勤する車を運転しながらずっと涙を拭いているオッサンの姿を見た対向車のドライバー達だろう。

 

「月曜日に出社するのが泣くほどイヤなんだろうなあ」

 

今朝、そんな泣いているオッサンを朝から見かけた人がいたとしたら、それは間違いなく俺だったのだ。決してツラくて泣いていた訳ではない。ただ、目がゴロゴロして痛くて勝手に出てきた涙なのだ。そう弁明させてくれ。