俺が体感した『量から質への転化』について
先週末にトレーニングを開始してからはや1週間が経つ。
その間に自分の中に起きた変化を色々感じてきた。
その中でも、今一番感じている変化が『モチベーションアップ』だ。
トレーニングに対するモチベーションアップももちろんだけど、それ以外の仕事や生活を含む人生全般に対するモチベーションアップが大きい。
今まで、様々な人が言う
「筋トレは良い。健康増進、やる気増進に繋がる」
「仕事前にする筋トレは頭も冴えて最高」
みたいな話を色んなところで目にしてきたけど、実際にトレーニングをしていた自分からすると、「いや、トレーニングしてたら疲労は残るし眠気はとれないしやる気増進に繋がらないじゃん」といつも思っていた。でも違った。きっと、そういう事を言っている人達はトレーニングの仕方が俺と違ったという事が良く分かった。今までの俺のトレーニングの仕方が違ったのだ。
もちろん、今までの俺のトレーニングが間違っていた訳ではないのだ。むしろ、『体を鍛える』という事だけを目的にするのであれば今までのトレーニングの方が良いだろう。でも、『生活の質を上げる』とかの要素が入ってきたらその限りではない。なぜなら、今の俺はトレーニングばかりしていて良いような状況ではないのだ。仕事もあるし、家庭もあるし、趣味もあるし、未来もある。その中で、トレーニングの占める割合はと言えばそれ程大きくはないだろう。なのに、トレーニングの疲労が全てに影響してしまうのはどうなのか。だけど、体は鍛えておく必要がある。いや、体だけじゃなくて、トレーニングによって己の限界に挑み続ける事で精神と頭を鍛える事は絶対に必要だ。だから排除する事はできない。
それらを融合する為に、今のトレーニングの仕方に辿り着いた。
手を抜くわけじゃない。だけど、疲労し過ぎないところまでにしておく。
いや、今書いてて思ったけど、「やや物足りない」状態にする事で、次のトレーニングを楽しみにするという事なのかもしれない。もちろん、日々のトレーニングで鍛えた箇所はしっかり追い込みつつ。
実際に、今は1回のトレーニングを1時間で終了させるように回している。ジムの混み具合によって、その日予定していた種目ができない事もある。でも1時間しか時間はないので、やりたい器具が空いてなくてその種目ができなければ別の種目で代替するのは日常茶飯事だ。むしろ、空いてる器具の都合によっては、鍛える箇所の変更を余儀なくされる事もある。筋肉痛や違和感などの自分の体の調子によっても、箇所の変更が起きる事もある。でも、目的は『体を鍛える事』だ。だから、どんな種目だろうとどの箇所だろうと鍛えればOKなのだ。そして、筋肉にしっかり効かせつつも、1時間だとやや物足りない感じには必ずなるので次のトレーニングが待ち遠しくなる。いまは、そんな良い循環になっている。
そして、体の張り具合はサボる前の状態にちょっとずつ戻ってきた感じがしている。扱う重量ももうすぐサボる前に戻りそうな位にはなってきた。そうなってくると、自分の姿を見るのも苦痛ではなくなるし、気分は段々上がってきている。また、以前に比べて時間も短くセット数もかなり少ないうえに、今は時間の都合上、体を5分割にしているので、翌日の疲労の残り具合が少ないのだ。もちろん、血中アミノ酸濃度を下げないようにプロテインの小まめな摂取には気を配っている。そして、何より、トレーニング後に早く家に帰れるようになったので使える時間が増えて、本を読む時間と睡眠時間が増えた。
これらが良い方向に作用しているのを、わずか1週間程度で感じている。
今までは、量をこなす事で質を求めていたんだと思う。
「量をこなして追い込んだから、必ず良い結果に繋がるはず」
それが実際に効果として現れればモチベーションは維持できるけど、モチベーションの高い間に見てわかるような効果が現れなければ段々とモチベーションは下がっていく。モチベーションが下がるのは、怪我をしたり、疲労が溜まりすぎて抜けなくなったり、ツラすぎてジムに行くのが億劫になったりした時だ。そうなると、追い込むのが厳しくなってくるので段々とジムに足が向かなくなり、サボりに繋がる。
だけど、
今は、質を求める事によってやり方を変えた。
「できるだけサボらずにトレーニングを継続する事で体が退化する事を防ぐ」
これが結果的に、ずっと体が刺激を受け続ける事で成長を止めない事に繋がる。
これによって、ジムをサボらず、生活の中で無理なく時間を取れ、疲労も残さず、自分の成長に繋がり、短時間で追い込む事もでき、モチベーションが上がる。
これが、今俺の中で起きている事なのだ。
この調子でしばらく今の生活リズムを崩さないように過ごしていきたい。
でも、なんだか喉が痛い気がするんだよなあ。
最近寒いからかなあ。
嫌な予感がするぜ。