シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

本当にその時が来たらハッキリと分かるはずだもんね


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久々に思い出した言葉がある。

昔、通っていた格闘技道場の師範が口ぐせのように言っていた言葉だ。

その頃も、この言葉を師範の口から聞くたびに、「頑張らなきゃ」と思って、痛みや疲れで折れそうになった心を何とか奮い立たせて練習を続けていた記憶がある。あの頃は、たかだか体の痛みや疲れでめげそうになっていたんだなあと思うと我ながら情けないやら可愛らしいやらで、まだ若かった自分が懐かしい感じだ。

だけど、師範に言われればすぐに動き出せる位の魔法のような効き目があった言葉だけど、それを自分で自分に向けて唱えても全く効き目が無かったのも懐かしく思い出した。そんな、20年以上昔の思い出だ。

でも、今は違う。

今日、自分に向けて唱えたこの言葉は効果てきめんだった。言葉通りに、自分の中から沸き上がってくる力や、しばらく静まり返っていた熱い想いを自分の中に感じるのだ。それもこれも、この言葉通りの現実をまさに体感したからなんだろう。

だとすれば、あの頃の俺が師範の言葉で奮い立ったのも同じことなのかもしれない。師範は間違いなく、この言葉通りの体験を、それこそ何度も何度もした上で、自分の弟子達に言葉をかけていたんだろう。そんな事をあらためて考えて、あの頃の経験が20年以上経った今でも活きているんだなあと、しみじみ感じたのだ。

これからもこの言葉を忘れずに。いざという時には、あの頃の師範からかけてもらったこの言葉を思い出して、なけなしの力と無尽蔵の想いを沸き立たせて、前に進むしかないのだ。

「いいか、シオタ。もう駄目だと思ったその時からが、本当の勝負の始まりだ」

押忍。