シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

こんなとこでもパラダイムシフト


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大きなハンバーガーを食べた。

いわゆるチェーン店のハンバーガーではなく、小規模でやっている手作り感のある大きなハンバーガーを売りにしているようなお店での話だ。

ハンバーガーと言えば○○」というように、日本人の大多数の人が頭に思い浮かべるであろうハンバーガーチェーン店。ご多分に漏れず、俺ももちろん、ハンバーガーと言えば「○ッ○」若しくは「○ッ○リ○」と思い浮かべるうちの一人だけど、この店で提供されたハンバーガーは全く別物だった。

確かに、野菜と肉がパンに挟まれているという構造は間違いなく同じだ。そして、そのお店が売りにしているサイズは当然チェーン店のモノとは比べ物にならないくらいデカイ。でも、それだけじゃない。そもそも、あれらを同じ「ハンバーガー」という名称で呼んで良いものなのかどうかから疑いたくなる。それくらい別物な感じがしたのだ。

ハンバーガーといえば、いわゆるチェーン店のモノが頭に浮かぶ俺からすると、今日食べたモノは「通常、別皿で提供されるハンバーグとサラダをわざわざパンに挟んで出してきた」ような気さえしたのだ。あのハンバーガーは、ファストフードでは無い。手軽さもスピード感も一切無い。とにかく食べづらいし、どうやって食べようか頭を悩ます。そして、ボリューム満点で、遅めのランチで食べたら、夜ご飯がいらなくなってしまった。それくらい手軽さの無い料理だった。

これまでハンバーガーチェーン店のモノは散々食べた。もはや食べなくても正確に味が思い出せて、なんなら少し飽き飽きするほど細部まで思い出せるけど、お昼ご飯の選択肢に積極的に入れたいとは思えない。手早くカロリーを取りたい時か、ジャンクフードを食べたいと思った時くらいなので、もはや数年に一度くらいしか入る事は無い。でも、ここのハンバーガーはまた食べたいと思ったのだ。

あの手軽さの皆無な感じも、食べるときにどうやって食べようか思案しながらキレイに食べられた時の達成感や安心感も、想像していたよりお腹一杯になる感じも、食べ終わった後のあの精神的な満足感も。ポジティブな感情がたくさん自分の中から出てくるのをまた感じられるんじゃないか、そう思うとまたそのうち行ってみたいと思えるのだ。

偶然入ったお店でこういう体験ができると、特に何も期待していなかった分、さらに「好き」が膨らむ感じがする。

ここまで書いて、「あー、これを自分達も仕事に取り入れようとしているんだなあ」とようやく気づいた。

だからファンになるんだし、だからファンを増やしたいと思うんだろう。