シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

プレイするために必要なモノ


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出掛けた帰り道に、少し長めのドライブをした。

元々は、ドライブをするつもりは無かった。高速道路を走って出掛けたレジャースポットの帰り道を走っていたらうっかり高速道路の入口を素通りしてしまったのだ。「じゃあ、下道でのんびり帰りますか」という事になった。乗っているのは家族だけ。この後の予定といえば、家に帰ってゴロゴロするくらいのもの。ちょうど子どもが後ろの席で昼寝をし始めたタイミングで、高速道路だと昼寝には足りない位の時間で家に着いてしまう。ナビによれば下道だと、充分に昼寝ができるくらいの時間だ。

このレジャースポットには何度か来たことがあるけど、下道を走るのは初めてだ。仕事でも来たことが無い。そんな、全く縁もゆかりも無い街の中を走るのは楽しい。知らない街並み、普段見かけないナンバーの車、見慣れない建物。道の幅や車や人の流れなんかが新鮮で、そこそこ長時間走っていても変化があって楽しい。

そんな事をボンヤリ考えながら運転していて、高速道路と下道だとこのくらい自分の頭の中が違うんだなあと気がついた。

高速道路だと、ほんの少しのミスが『自分達の死』に直結している。それを一番に考えながら運転している。自車の操作と、周囲の動きに細心の注意を払っている。もちろん、周りに車の台数が少なければ楽しく運転している時もあるけど、基本的にはワンミスでゲームオーバーだと常に思いながらシューティングゲームをやっているような感覚だ。1機のみで、ゲームの代償は死。かなりの難易度だ。
下道の場合は、ほんの少しのミスが『他者の死』に直結しているという意識の方が強い。なので、自分の周囲の動きに向ける注意の方が強い。何かが飛び出してこないか、前を走る自転車がヨロヨロ寄っては来ないか、前の車が急に止まったりしないかなど。そういうアクシデントを回避できれば安全にクリアできる感覚だ。但し、ワンミスで誰かの人生を終わらせる事になるかもしれない。こちらもかなりの難易度だ。
どちらも難易度が高いけど、俺にはシューティングゲームは向いていないみたいだ。そして、こういう自分自身の向き不向きを把握していれば、「まあ、俺って運転上手いから大丈夫だろ」って思って高速道路を走ることも無いだろう。

そもそも、車に乗る時にはいつも、自分が死んでしまうかもしれないし、誰かを轢いてしまうかもしれないという怖さを感じているような臆病者なので、基本的には下道を走るのがいいんだろうし、必要なければ車に乗らないくらいがちょうど良いのかもしれないのだ。

こう書いてみると、思っていたよりも自分が車の運転に向いていないんじゃないのかなあと思えてきたので、自分で運転せずに暮らしていけるのならなるべく早く免許を返納する事も検討していった方がいいのかもしれない。