震えるぞハート!こねまくるぞダダを!
どうせやるなら全力全開でやってみたい。
新しく仕事に繋がるかもしれない案件について仲間と考えていた時に、ふとそう思った。
『貧すれば鈍する』とはよく言ったもので、最近の俺の中にこの諺のような感覚がいつもボンヤリ漂っている感じがするのだ。我ながら。
そんな、『貧すれば鈍する』の俺からすると、今目の前に現れる案件はいつだって「どうやったらマネタイズできるか?」そればっかりが頭を過るのだ。
もちろんこれは悪いことじゃない。経営としてお金の事を考えるのは当然だしそれが仕事なんだから真っ当なはずだ。だけど、そんな風に考えてしまうのは自分達の仕事の意味を自分達で疎外しているんじゃなかろうか?的な感覚があるのだ。
「どうやったらこれが現実的な契約に繋がるのか?」
これを目標に提案を作って持っていくのはやっぱりちょっと違う気がする。そんなこと言ってる場合じゃねーだろ!そう喚く自分がいるのも理解してる。本気で相手の為を思って提案を作ったら、とてと高額な見積りになるのは分かりきっている。だったら、安全策をとって無難なところで持っていけばいいのかしれない。それで、相手の思うちょうど良いところを軽く刺激すればそれで良いんじゃない?何しろ、相手もよくわかっていないのが丸わかりだからさ。ってことで、空気読んだ感じの提案作ってそこそこ満足させてあげられればいいのかもしれないよね。
「そういうの、とても物分かりが良くていーかんじだよね」
だけど、
契約に繋げるためにこの仕事してるわけじゃねーし、そもそも、そんなんじゃ何も良くならねーし、何も変わらねーし、だったら最初から何もやらずに今まで通りやってりゃいーんじゃねーの?俺たちの手なんか借りずにさ。俺達も、人の手助けなんかしようとしねーで、ただひたすら『金儲け』をしようとすりゃあいーんじゃねーの?
なんていう声が聞こえてくるんだからたまったもんじゃないっつーの。俺だって、思考停止させて、ただひたすら『金儲け』のためだけにそれを目標にして、金儲けが上手な人を心から崇拝して生きていければスゲー楽チンじゃんね。できるんだったらそうしてーところだよ。
だけど、そうはいかねーのよ
これが。
カッコつけて、吐いた唾のまーねで、ひたすら痩せ我慢して、ツッパッてやっていきたいのよねこれが。
だから、全力全開で最初からいくことにいたのよ。やるっつったらやるの。それでダメならもう仕方ない。ってハッキリと言えて、納得感を自分でも持てて仲間にも持たせられるような、それくらいの全開でやろうと思うのよ。
なんか、そう思ったんだよね。そのためには、めちゃくちゃに足掻くし苦しむし、死ぬほど楽しむ。そう決めたの。
勝つか負けるかはやってみなきゃ分からないけど、俺は絶対に負けてやらないから。勝てなくても、絶対に負けない。どんなヤツが相手で、そいつががどれだけ勝ち誇っても、俺は絶対に負けを認めねーから。
ずっと前からそう決めてるのだ。