シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

裸一貫飛び込むと一巻の終わりに続く一貫した生き様

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今日も会社内では、責任の押し付け合

 


いから発する会話が繰り広げられている。

 

Y君:「Sさん、○○の件がダメにになったらしいんだけど知ってる?」

Sさん:「なんかそうらしいですね。私はよく知らないけど」

Y君:「でも○○がダメになったんだったら、□□を△△しないといけないんだよねきっと」

Sさん:「多分そうですよね。でも誰かに確認した方がいいんじゃないですかね?」

Y君:「まあそうだよね、俺もよくわからないけど」

Sさん:「私もよくわからないですけど多分そうなんだと思います」

Y君:「まあ、とりあえず○○がダメになったって事だからまた考えないとかなあ」

Sさん:「そうなんですかね、よく分からないですけど」

 

と、こんな会話が俺から少し離れた場所で交わされていた。

ちなみに、彼らの上司である俺にこの話が聞こえている事はこの2人は認識していないはずだ。

 

この会話で「ダメになった」と言ってる案件は、会社から見ると、実際のところはそれほど大した事ではない。特にダメージを負うわけではないような案件なのだ。

とは言え、そのまま放っておいていいような案件でもない。

年度末までに件数の帳尻が合いさえすれば問題ないのだ。

ちなみに、この会話を交わしている人達はこの案件の当事者なので、この2人にとってはなかなかに大した事なはずなのだ。

 

なぜなら、自分達が実働部隊として動いている案件がダメになったのだ。

であれば、代替の案件を動かして完遂しなければならないのだ。なぜなら、この案件は件数が求められているし、その件数は彼ら実働部隊にとっては、実績として評価の対象になるものだからだ。

 

そうなのだ。

 

この2人は、自分達以外には社内にこの件の当事者が存在しないにも関わらず、これだけ他人事の会話を交わしていたのだ。

 

恐らく、近い内に俺のところにこの件の報告が入ってくるはずだ。

その報告が入ってから、俺からいくつかの指示を出す事になるだろう。

実際には、それから動いたとしても充分に巻き返しはできる。

ただ、巻き返しをする実働部隊の負荷は、残り時間の少なさに比例して上がっていく。

それは仕方のない事だろう。

 

本来、即時に動いておいた方が自分達の負荷が少なくて済む事は明白なのに、なぜか他人事という事にして対応を先送りにしてしまう。

 

俺には彼らの行動の理由は分からない。

 

ただ、求められている成果を出す行動を取ってくれればそれでいい。

例え、自分達の行動が墓穴を掘る事になってしまって、後々で大変な苦労をする事になったとしても。

 

自分で取った行動の結果として生じるであろう痛み。

その痛みが無ければ、理解する事も、自覚する事もできないのかもしれない。

もしかしたら、そういう事って、あるのかもしれない。

 

そうだとすると、これから苦労する事がたくさんあるのかもしれない。