そもそも論を巻き起こさない為に
何かをする時には必ず明確にしておきたいのが手段と目的だ。
まず、目的は何だ?その目的を叶えるための手段として何を用いるのか?
考えることはそれだけだ。にも関わらず、何かをする時についうっかり手段と目的を取り違えてしまう事があるのだ。
例えば、とある場所に行くために車を運転しているとしよう。目的地への到着までには充分な時間的余裕がある。にも関わらず、近道を通る為に車1台分の幅しか無いような細道を通ったり、近道だからということで舗装もあまりされていないような山道を通ったりして、事故に遭遇する確率を高めたりする事。この時、たまたま事故に遭わずに運良く目的地に着いたとして、確かに時間は短縮できたかもしれないけど、そもそも速く着く必要は無かったのだ。とにかく安全にストレスなく時間内に到着できる事が一番望ましいはずなのだ。それが目的だから。だけど、いつの間にか、近道を通ってできるだけ時間を短縮する事に注力しはじめてしまう。そんな事があったりはしないだろうか?
目的が叶うならば、手段は別にどうだっていいのだ。
だけど、目的が複数あるように見えたりしたらどうするべきなのか?
そんな時は、まず、「本当の目的」についてじっくり考えればよいのだ。じっくり考えて見たら結構その本当の目的が見えてきたりするものなのだ。
何が手段で何が目的なのか。
それさえ明確にしておけば、何かに迷うことはグッと減るのかもしれない。