シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

ルサンチマンではないのかもしれないけど確実にここにおんねんぞ


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上がって落ちて上がって落ちての繰り返し。

もちろん、俺の感情の話だ。

「まるで感情のジェットコースターや!」彦摩呂じゃなくても思わずそう言いたくなるであろう程に俺の最近の感情の触れ幅がデカイ。あまりのデカさに、自分自身でビックリしている。
上がった時には、それはもうビックリするくらいにどこまででも行ける気がするし、落ちた時には、もう何がどうあっても無理なんじゃないだろうかとしか思えなくなってしまって身動きが取れなくなる。書いていてもあらためて情緒不安定なんだなあと冷静に考えてしまう程度には安定していない精神の持ち主だ。
そんなやわな精神の持ち主である俺が、ここ近年でも最大の精神的クレバスに落っこちたのがちょうど昨晩の事だ。「あーこれはもうダメかもわからんね」そんな事だけしか考えられなくなってしまった程にやわな精神であっても、何とかかんとか戻ってこれた。もちろん、自分一人の力で、自力で戻ってこれたわけではないのは言うまでもない。戻ってこれた理由はたったの一つ。

それは対話が行われたからだ。

今回は、「もうダメだ」と思って完全に思考停止状態に陥った俺に対して、外側から色んな言葉を投げ掛けてもらったけど、そのほとんどに反応ができなかった。今思い返しても何でそうだったのかは全くわからないけど、でも確かに反応できなかったのだ。だけど、たった一つ投げ掛けてもらった問いかけがきっかけだった。それが再起動のきっかけだった。その問いに対してあらためて考え直してみた。そうしたら、色々思い出してきたのだ。何で自分が今ここにいるのか。その理由を。仔細に、明瞭に、色や音やその時の気持ちを伴って、ハッキリと思い出したのだ。その大部分は、気持ちの良いポジティブな感情を伴うようなモノではなかった。むしろ、蔑まれたりバカにされたり見下されたり陥れられたり、そんな風にこれまでの人生で俺に対して散々向けてこられた他者によるネガティブな感情の大波だ。そして、それらによって見事なまでに立派に育まれてきた自分自身に対する強固な不信感と嫌悪感。そんなそもそもの、根本的な、大きな波。そういうこの世界への怨念があったからこその、この世界に対する怒り。それがそもそもの始まりだった事を、明確に思い出したのだ。

こうやって思い出してみて分かったのは、自分で自分を勘違いしていたという事だ。俺はヒーローでも無ければ正義の味方でも無い。そういう、ヒーローのようなモノになりたいと思っていたヤツだ。ヒーローになりたいと思うという事は、自分がヒーローでは無いという事を心底分かっていないと思えないはずなのだ。そして、そもそも、ヒーローになれないという事も心底分かっているはずなのだ。それがあっての、「ヒーローになりたい」願望なのだから。現実世界では、どこかの誰かから変身ベルトを渡されてその次の瞬間にポーズをとれば変身出来てヒーローのような力や立ち位置が手に入るなんてことはありはしない。だけど、ヒーローになりたいと思う自分は確実にいて、だからこそ、そんなもんになれるわけがないのも分かっている。そんなどうにもならない気持ちが分かったのだ。

俺はヒーローにはなれそうもない。何故なら、俺の中にある大本のエネルギー源は、この世界への怨念と激しい怒りだから。そんなヒーローはいない。そんなヤツはヒーローの資質が無い。そして、そういうものがエネルギー源だから、時々それに飲み込まれそうになる。昨晩の俺は、はたから見ていても完全に「闇に飲まれていた」らしいのだ。まだまだコントロールが効かないらしい。だけど、このエネルギー源は涸渇する事が無いだろう。何故なら、全ては俺の過去の体験から来ているものだからだ。怨念と激しい怒り。自分の過去に対するリベンジ。これを成し遂げるまでは、絶対に枯れない。それを成し遂げるために、会社を創って仕事を創った。全ては、復讐を果たすためだ。俺の復讐は、この世界から搾取や支配を無くす事で成し遂げられる。過去の自分を、自分の手で救い出してやることでしか遂げられない。誰にも、人を見下したりマウントを取ったり感情や財産や時間等の搾取をしたりバカにしたり貶めたりさせない世界にしてやるのだ。そんなアホらしくて糞みたいな所業で悦に入っていることが如何に情けなくて恥ずかしいのか、そんな事が当たり前の価値観になる世界に変えてやる。それしか、俺の怨念を昇華して、怒りの炎を消し去り、復讐を果たす事はできないのだ。

これからも、上がったり落ちたりを繰り返すのかもしれないけど、あらためて、何のために今ここにいるのかを常に忘れずに自問自答し続けていく事が、これから先も前のめりに進んでいく唯一の方法だと自分に言い聞かせるために書いておくのだ。