シオタの塩分過多な日常

シオタです。「しょっぱい自分が、塩分過多な毎日をどう過ごし、いかに楽しく生きていくか」がテーマです

トレーニング今昔物語

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今日はジムが休館日だったので、家の近所にある(とは言ってもそれなりに距離はある)公共体育館のトレーニングルームに行ってトレーニングをしてきた。

 

閉館時間が夜の9時という体育館なので、残業無しで急いで向かえば1時間はゆうゆうトレーニングする時間が取れるのだ。

 

数カ月前のお盆の時期に、ジムが休館日だった時にもここでトレーニングした事があるので、時間や設備がどの程度だったかは覚えていたので、ここに来る前にどの箇所をやるのかも決めてきたのだ。

 

今日は肩のトレーニングだった。

とは言え、肩を鍛えるマシンはこの体育館には『ショルダープレスマシン』のみだ。

いつも行っているジムと同じように『サイドレイズマシン』も『リアレイズマシン』も無い。

そして、バーベルやダンベルも重さに限りがある。

そんな中でも、「いつもと同じように肩の前部・中部・後部を鍛えたい」この一心でやってみた。

 

『ショルダープレスマシン』があるのはとてもありがたかった。

このマシンをスタンダードな使い方をする事で、前部はしっかり追い込む事ができた。

続いて同じマシンに向きを変えて座る。

さっきまで背中をつけていた背もたれに向かい合うように座って、同じくショルダープレスの動作を行う。これによって、いわゆる『バックプレス』をしたのと同様の効果を得られる。これで、後部を鍛える事ができる。

 

続いて、後部を追い込む為に『リアレイズ』と同様の負荷をかける為に、『ローイングマシン』を利用した。イスに座って胸パッドに自分の胸を押し付けて、前方にあるバーを引っ張り背中を鍛える為のマシンだ。このマシンのイスの高さを調節して、引っ張るバーの高さがちょうど自分の肩と同じ高さになるように調節をして、引っ張る動作で動員される肩の後部にだけ刺激が入るように動かす。これによって、『リアレイズ』と同様の動きをして負荷をかける。これは、本来背中を鍛えるマシンなので、肩の後部を意識しながら、変な動きをして怪我をしないようにコントロールしながらだったのなかなか難しかったが、しっかり効かせることができた。

 

仕上げに、ダンべルを使用しての『ダンベルサイドレイズ』だ。いつもは、怪我防止のためにマシンでやっているが、今日はマシンが無い場所なので久々にダンべルでやってみた。

軽い重量からやってみて、徐々にだったが、最終的には座った状態⇒追い込みのために、立った状態で反動をつけて、それぞれできなくなるまでやったのだ。

 

結果、終わってみたらいつものジムと同じくらいの時間がかかって、同じくらいの強度のトレーニングができたのだ。

 

場所が違うんだから無い設備は仕方ない。

在りものを使って何とかする。

在りものを組み合わせる事で、欲しい結果を生み出す。

これぞブリコラージュ。

組み合わせの妙だ。

 

いつも行ってるジムの設備がいかに恵まれているのかを改めて考えさせられた。

 

設備が最低限揃っていればトレーニングはどこにいてもできるのだ。

必要なのは、「鍛えたい」という欲求と、どうやったら効かせたい箇所に効かせられるのかの知恵と工夫なのだ。これが、一番大事な事だったのを思い出した。

 

そんな大事な事を思い出したからなのかどうかは分からないけど、20年以上前に、実家の近くの公共体育館のトレーニング室に通って、ウエイトトレーニングを始めたばかりのあの頃の事を、久々に思い出したのだ。

 

あの頃は、とにかく『体を鍛える』という事をしているのが楽しくて仕方なかった。

まだネット動画も存在しなかったあの頃。

レーニングの情報は本や雑誌で得るしかなかったあの頃。

紙媒体で見たトレーニング方法を、トレーニング室の器具でどうやって再現するのかを試行錯誤しながら鍛えてたあの頃。

誰かが「この方法が良いらしい」と言えば、それの真似をしたり、誰かが「あの人がこうやってたよ」と言えば、それを試してみたりしていたあの頃。

そんな事をしながらも、自分の体が変わっていくのが楽しくて、扱える重量が増えるのが楽しくて、筋トレ好きになっていったあの頃。

 

『健康』とか『ボディメイク』とか『ダイエット』とか、そんな事はほとんど考えずに、ただただ『体を鍛える』事が楽しくてトレーニングを楽しんでいた。

 

そんな時代の事を、久々に思い出した。

 

あれから20年以上経ったけど、40代になった今でもトレーニングをしている自分。

あの頃、こんな自分になっている事を想像していたのかどうか。

そもそもそんな先の事は考えていなくて、本当にその日の事だけを考えていた気がするけど、あの頃の気持ちはあまり思い出せない。

 

あの頃、恐らくイメージする事もなかったであろう『40代のおっさんになった自分』。

今、そんな未来の俺になっている。

 

でもきっと、40代になったおっさんの自分が、あの頃みたいに、まだトレーニングしているという事を知ったら、20代の俺は多分喜んでいたんじゃないのかな。

 

それだけは何となく分かるのだ。

 

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